普賢菩薩
普賢菩薩(ふげんぼさつ)とは、釈迦如来の脇侍として祀られることも多い「全てにおいて最も優れた善を説く」とされる仏様です。
釈迦如来の脇侍として祀られる場合は、向かって左に普賢菩薩・中央に釈迦如来・右に文殊菩薩(もんじゅぼさつ)が安置され、「釈迦三尊(しゃかさんぞん)」と呼ばれます。普賢菩薩は「行(修行)」を、文殊菩薩は「智慧」を担っています。
他にも、普賢菩薩は「如何なる場所にも現れ、全ての命あるものを救う存在である」と言われており。仏道の教えを実践するために重要な役割があると考えられています。
女性からの信仰が厚い
普賢菩薩は「女性も成仏できる」と説いた「法華経(ほけきょう)」に登場する菩薩です。それまでは、女性は男性に生まれ変わらないと成仏できないと考えられてきたため、平安時代以降は女性達からの信仰が多く集まるようになりました。
この他、凛々しく美しい姿で描かれていることや、力強さを象徴している象に騎乗していることなどから「勇ましい男性の姿」として表現されることが多くありました。女性層からの支持が多かった要因は、普賢菩薩の容姿にもあったのかもしれません。
お参りの仕方や知っておきたい意味やマナーをご紹介
この時に仏様へ参拝する時のルールやマナーを知っておくと役立ちます。大人になっても意外と知らないこともあるものです。
仏様のご利益にあずかるためにも正しい作法を知っておきましょう。