小室哲哉 名人・名言集

小室哲哉(こむろ てつや)
生誕:1958年11月27日
出身:東京都府中市
日本のミュージシャン、作曲家、音楽プロデューサー、キーボーディスト
5億円詐欺事件
2006年8月6日、 小室哲哉は日本音楽著作権協会に自分名義で登録している全楽曲806曲の著作権を10億円で譲渡する仮契約を関西地方在住の個人投資家男性と締結。前妻のASAMIが著作権使用料を差押さえているとして、その解除費用として5億円の先払いを要求し、8月29日までに5億円を受け取った。
しかし実際には仮契約段階で既に著作権の一部は、エイベックス・エンタテインメント・バーニングパブリッシャーズ・ライジングバブリッシャーズといった音楽出版社に譲渡(音楽業界では著作者である作曲家や作詞家が音楽会社に著作権を譲渡して管理を任せる代わりに印税を受け取ることが慣例となっている)されており、小室には著作権がなかった。だが小室は返金に応じなかったため、男性は2008年2月に小室に対し逸失利益を含めた6億円の損害賠償を求め提訴。小室が全額を支払うことで和解が成立したが、期日であった9月末までに小室は支払わなかった。
このため男性は地方検察庁に刑事告訴した。検察側は 小室哲哉が受け取った5億円を差し押さえ解除ではなく借金返済に使っていたことを把握。当初からお金を詐取する目的だったと判断し、2008年11月4日午前7時40分頃に大阪地検特捜部は小室とトライバルキックスの社長、広告会社の実質経営者の計3名を5億円の詐欺容疑で逮捕した。なお、前日に大阪地検特捜部から任意出頭の要請を受けたため新大阪駅前のシティホテルに滞在しており、逮捕時はみのもんたの朝ズバッ!など一部の朝の情報番組が特別編成となり、逮捕容疑の解説とホテル上空の空撮映像を交えてホテルエントランス前から連行される様子を生中継していた。
11月21日に起訴され、同日に保釈保証金3,000万円を支払い保釈された。保釈保証金はレコード会社のエイベックスと妻のKEIKOが支払った。
2009年1月21日に大阪地方裁判所にて初公判、3月12日に第2回公判が行われる。第2回公判直前の3月10日、解決金を含めて6億5000万円をエイベックス・グループ代表の松浦勝人がポケットマネーで立て替え、被害者に完済した。被害者側に謝罪の手紙を送っているが受取りを拒否されている。なお、この被害者に送るつもりだった謝罪文は第三回公判の際に、小室自身により読み上げられた。被害者側との示談交渉においては、情状証人として出廷した松浦は「示談を申し込んだが“できない、誠意が足りない”と弁護士から聞かされた。“誠意が足りないとはどういうことか”と代理人に尋ねたら“お金だ”と聞き、非常にショックを受けた。」と証言したが、被害男性は「そのようなことは一切言っていない」と否定し、「民事裁判で和解が成立して決着している。」と話している。なお、SNSのmixiでは2008年11月から「小室哲哉氏の復活を願う会」というコミュニティが457人を集めたり、mixiのサポートを受けての紙ベースの署名活動も行われていた。(署名TVでも行われていた。)さらに小室の母親やマネージャー、弁護士の了解を得た上で署名活動と平行して裁判所への提出もありうるという大前提で小室に対して手紙を書く「小室哲哉さんへの手紙」という活動も行われていたりと、復帰待望論が起き、[注釈 39] 小室の減刑を望む動きは、音楽業界や音楽業界関係者からもあり、実際に減刑嘆願書を出した音楽業界関係者もいた。第3回公判は4月23日に行われて結審。
2009年5月11日、大阪地方裁判所より懲役3年、執行猶予5年の有罪判決が言い渡され、弁護側・検察側共に控訴はせずに、同年5月25日午前0時をもって刑が確定した。
僕はあくまでもソロの立場。一生(ステージから)降りちゃダメだよという人たちもいますけど、僕は少なくても来年はプロデュースしていく方に軸を置きたいです
★ 今の僕の背中にどんとのしかかって、やらなくちゃいけないミッションとは、レコード会社がなくなっても音楽で人気者を作れるかどうかということ。それが最後の大きなミッションです
★ 僕にすごく想い入れがある方でも、globeといえば「小室さん」じゃなくて「KEIKO」なんですよ。そういう意味では、僕のラボの中にKEIKOとマークの2人がいて、付き合ってくれた感じです
★ globeの方は僕の人生の中で1番自由にやりたい放題でした
★ TMはバンドというよりかは、友達で仲間ですからね。みんなそれぞれ意志や方向性があるので、そのバランスを取りながら尊重し合いながら、ルールも決まっていた
★ (「FACE」について)背中を押すような、自分で自分を励ますような、頑張れマイセルフ的な感じですね
★ globeのファン以外の方に向けて作っていた曲が恋愛。globeファンには、元気がないときやへこたれているとき、学校や職場で嫌なことがあったとき、試験や受験、就活などを控えているときに聞けるような楽曲にしました
★ かつては洋楽を聴いてほしかったんですよね、TM NETWORKを通して。外の世界の音楽に目を向けてほしくて
★ 5人それぞれのストイックさでtrfを続けてくれたことに対する感謝。それとリスペクトで『WATCH THE MUSIC』は作りたいと思ったんです
★ しばらく会っていなくても、作品が残ることで節目のときに声をかえてもらえたりする。それ自体がアートに近いかもしれないですね
★ 社会の中での音楽って、衣食住とは別の嗜好品みたいに言われてきたけど、死活問題までいくぐらい重要度が大きい
★ 「そろそろ始めようか」って言った瞬間にみんなが一斉に動いてくれる状況作りをしてます
★ エンタメを超えたところ、ライフスタイルの中に溶け込める楽曲というのは、間違いなく70年代、80年代、90年代のほうが今より圧倒的に多い
★ (KEIKOについて)一番最初に(くも膜下出血を)発症したときに、本当にあと1秒を争うところ、病気の恐ろしさみたいなものを見てきているんでね。なので、無理はさせられないなっていう気持ちが相当あります
★ (KEIKOについて)僕の……世相を見ての言葉だったり、社会を見たときの言葉だったりを届けてくれる。という意味では一番の歌唱力を持ってると思うんですね。上手いという意味での歌唱力ではなく、パワーですかね。それは“僕の言葉を届けてくれるという意味で”ですけど。そういったボーカルにはなかなか逢えないですよね
★ いかに持続させられるかどうかは、おそらく今後のミュージシャンや楽曲の強さ次第。原点回帰まではいかなくても、“その後に残る楽曲”っていうことになっていくと思うので、こういった状況でも如何にして消えないか
★ ウィークリーチャートで「なんか、こいつ、毎週入ってんな」って気付いてもらうのが大事だったんですよ。今で言う“拡散”。チャートはそれぐらい大事なツールだったと思います
★ あの曲のこのフレーズが、就職、受験、失恋、恋愛成就、あらゆるいろんなキッカケ、いろんな瞬間瞬間に生きている。そこに共存しているんです
★ KEIKOの歌声が、結果的に良かったんですけど、すごく日本的な要素、もっと言えば演歌的な要素もあったので、それを無理やり洋楽にするんじゃなくて、基本的にはJ-POPだろうと。で、空気感としてMARCが洋楽色を出してくれれば良いのかなと、方向転換して始まったのがglobeです
★ アニバーサリーっていうものには何か意味があるんだなって改めて思いました。何かそういうことがないと集まれないところもある
★ TMはバンドっていうよりも友達、地元の仲間の延長線上
★ もう1回、若い子たち、ティーンと付く世代の子たちが僕らをキッカケに音楽に目覚めるようなことがしたいですね
★ ピアノの前に一時間座って弾いてみて人をあっと驚かせる演奏が出来なければもうやめた方がいい
★ (hideについて)彼のように音楽とファッションを合致させることができるアーティストは未だに非常に少ないんです。疎かったり、比重が音楽のほうにいっていたりして。彼はそのバランスがすごく優れていた人だと思う
★ 直感とは、すぐに決断する勇気
★ 僕は表面的には優雅に見えるかも知れませんが、水面下では必死に水をかいているのです
★ 自分は前進したいのに、時代は後退している
2019年より、ピアノ・シンセサイザーを駆使して制作した空間音楽を建築・芸術関係の企業に向けて提供する仕事を、自身の名前を出さずに始めることでミュージシャンとしての制作活動を再開する。
2020年、秋元康や関係者の後押し・オファーによって乃木坂46の「Route 246」に作曲・編曲として参加し2年3ヶ月ぶりに公での楽曲提供を行い、ストリーミングは1週間で300万再生を超えた。父母ヶ浜での野外コンサート、TM NETWORKとしてのラジオ出演や3人でのステージなど活動を再開、翌年2月26日にはKEIKOとの離婚が成立。
2021年、D4DJLynx Eyes(Raychell&梅村妃奈子)に新曲『#ALL_FRIENDS』を提供、自身はNFT作品を公開収録しローンチ、faniconにてファンコミュニティー「TETSUYA KOMURO STUDIO」を開設しアルバム「JAZZY TOKEN」をvinylで限定リリース、ビルボードワンマンライブを開催、TM NETWORKは6年ぶりの再起動となる無観客ライブ作品「How Do You Crash It?」を3回に分けて配信。
2022年3月1日付で国立研究開発法人「理化学研究所」の客員主管研究員に就任した。任期は2025年度まで。理化学研究所所属の研究者と共に「人工知能を使った作曲支援システムの開発」「『小室哲哉を分析した人工知能』と『小室哲哉自身』による共作」「AIだけで曲を作れるようになった場合、作品の権利はどこにあるのか」「何を持って『小室哲哉らしい世界観』が確立されているのか、AIを使っての検証」について研究する。通常は博士号の取得者が対象だが、プロの音楽家が客員主管研究員に就任するのは初めてのケースであり、小室がこれまでにシンセサイザーの開発や音楽配信にいち早く関わる等、革新的な音楽制作を先駆的に実現してきたことが評価され、就任に至った。
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