アガサ・クリスティ 名人・名言集
アガサ・メアリ・クラリッサ・クリスティ(Dame Agatha Mary Clarissa Christie)
旧姓: ミラー (Miller)
生誕:1890年9月15日
出身:イギリス
推理作家
死去:1976年1月12日
66冊の探偵小説と14冊の短編集で知られ、発表された小説の多くは世界的なベストセラーとなり「ミステリーの女王」と呼ばれた。特に架空の探偵エルキュール・ポアロと ミス・マープルを主人公とする小説で有名である。メアリ・ウェストマコット(Mary Westmacott)名義の小説が6作品ある。
1971年、大英勲章第2位(DBE)に叙され「デイム・アガサ」となる。英国推理作家のクラブであるディテクションクラブの第4代会長。
ユネスコのインデックス・トランスラチオヌムによると、個人で最も翻訳されている作家の一人(英語版)である。小説『そして誰もいなくなった』は、約1億部を売り上げ、史上最も売れた本の一つである。戯曲『ねずみとり』は、演劇史上最長のロングラン記録を持っている。1952年11月25日にウエストエンドのアンバサダー・シアターで開幕し、2018年9月までに27,500回以上上演された。2020年3月にロンドンで新型コロナウイルス感染症流行のロックダウンのため一時休演し、2021年5月に再演した。
日本語表記は「クリスティ」と「クリスティー」がある。
多額の金が絡んでいるところでは、誰も信用しないことです
★ 幸福な人は極めて少ないですよ。どんなに少ないかがお分かりになれば、きっと驚かれるでしょう
★ それは良き日々だった。それは良き日々として、今もある
★ 仮定とは危険なものである
★ 私は生きていることが好き。ときにはひどく絶望し、激しく打ちのめされ、悲しみに引き裂かれたこともあったけれど、すべてを通り抜けて、私はやはり生きているのは素晴らしいことだとはっきり心得ている
★ 私は66の作品の中で161人殺してきたけれど、私自身は生きることが大好きなの
★ この世は一つの劇場に過ぎぬ。人間の成すところは一場の演劇
★ 毎日他人の読まないものを読みなさい
★ 自分はこの人を妻に望んでいるのなら、ありのままの彼女を受け入れなきゃいけない。傍にいて、そうした弱点を支えてやるつもりにならなきゃいけないのだ
★ 情熱とは火のようなもの。何千通りもの使い方があるが、過ぎれば危険にもなる
★ 人生は死への前奏曲である
★ 考古学者は女性にとって最良の夫で。妻が年を取れば取るほど彼女に関心を持つようになるから
★ 蜜蜂が他の生物より尊敬されるのは、勤勉だからじゃない。それは他者のために働いているから
★ ハイヒールっていうのは、おでこにキスされた女性が発明したもの
★ 世の中に、本当に心の底から悪い人は、めったにいない。ただ、みんな、ちょっとおばかさんなだけなのよ
★ 人生は決して後戻りできません。進めるのは前だけです。人生は一方通行なのですよ
★ 私には三つの宝物があります。これを守り、大事にしよう。一つ目は愛。二つ目は決してやりすぎないこと。三つ目は決して世界一になろうとしないこと
★ もし事実と理論が合っていないとしたら、捨てるのは理論の方ね
★ 必要が発明の母だとは思わない。私に言わせれば、発明は怠惰から生まれるもの。…少しでも楽をしようとすることで
1920年に発表された処女作『スタイルズ荘の怪事件』で初登場した、探偵エルキュール・ポアロは、長編33作と50以上の短編に登場する。しかしアガサは、長年の間にポアロに愛想を尽かしてしまう。1930年代の終わりには、アガサは日記にポアロを「我慢できない」と書き、1960年代には「自分勝手な変人」だと感じていた。
ミス・ジェーン・マープルは、1927年12月から発表された一連の短編(短編集『火曜クラブ』に収録)で登場する。マープルは上品な年配の独身女性で、イギリスの村の生活になぞらえて事件を解決する。「ミス・マープルは決して私の祖母を描いたものではありません。彼女は私の祖母よりもずっと気難しく、オールド・ミス的でした」とアガサは語っているが、彼女の自伝は、この架空の人物とアガサの継祖母マーガレット・ミラー(「グラニーおばさん」)および彼女の「イーリング取り巻き」達との間にしっかりした関係があるとしている。マープルもミラーも、「誰に対しても、何に対しても、常に最悪の事態を想定し、それが恐ろしいほどの正確さで、たいてい正しいことが証明されるのである」。マープルは12の長編と20の短編に登場する。
第二次世界大戦中、アガサはポアロとミス・マープルをそれぞれ主人公とする『カーテン』と『スリーピング・マーダー』という2つの小説を書いた。この2冊の本は銀行の金庫に封印され、彼女は娘とその夫に贈与証書によって著作権を譲り渡し、それぞれに一種の保険をかけたのである。アガサは1974年に心臓発作と深刻な転倒に見舞われ、その後執筆することができなくなった。彼女の娘は1975年に『カーテン』の出版を許可し、『スリーピング・マーダー』はアガサの死後1976年に出版された。これらの出版は、1974年の映画版『オリエント急行殺人事件』の成功に続くものであった。
『カーテン』の出版直前、ポアロはニューヨークタイムズ紙に訃報を載せた最初の架空の人物となり、1975年8月6日の1面に掲載された。
アガサはポアロとミス・マープルが同時に登場する小説を書いたことはない。2008年に発見・公開された録音で、アガサはその理由を明かしている。「エルキュール・ポアロは完全なエゴイストで、年配の独身女性に仕事を教わったり、提案されたりするのは好きではない。プロの探偵であるエルキュール・ポアロは、ミス・マープルの世界ではまったくくつろげないだろう」。
2013年、クリスティ家はイギリスの作家ソフィー・ハナ(英語版)が書いた新しいポアロもの『The Monogram Murders』(モノグラム殺人事件)の公開を支援した。ハナはその後、2016年に『Closed Casket』(閉じた棺)、2018年に『The Mystery of Three Quarters』(スリークォーターの謎)、2020年に『The Killings at Kingfisher Hill』(キングフィッシャーヒルの殺人)の3つのポアロものを出版した。
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