山田満知子 名人・名言集

山田満知子(やまだ まちこ)
生誕:1943年6月26日
出身:愛知県
元フィギュアスケート選手
フィギュアスケートコーチ
現在はコーチ。パートナーは橋口高次。
受賞歴
1989年 - スポーツ功労者賞受賞(文部省)
2005年 - 国際大会最優秀賞者(文部科学省)
著書
『美しく舞うためのフィギュアスケートレッスン』(監修、MCプレス、2006年12月 )
『素直な心が才能を伸ばす!―だれでも結果は出せる』(青春出版社、2007年3月 )
自分のホントに好きなスケートをやればいいと思う。それがきっとみんなの心にも残ると思う。心に残るほうがいいって
★ 真央はバンクーバーまでって言ってたくらいなのに、ソチまでやったじゃないですか。で、もういいの。でもやりたいんだから。やらせてあげてって感じ
★ 『今、先生は私に何を求めてるのか』『今の自分には、何が必要なのか』キャッチする力がすごく必要なんです
★ (伊藤)みどりが出てきて楽しくなったんじゃなくて、とっても苦しくなりました
★ 幼少期、思春期、青春期…と、リンクや学校で過ごす20年余りは、人間としての基礎が作られ、将来、心に残るできごとも多く、親が子どもにどのように愛情を注いだか、子育ての真価が問われる時期なのです
★ 人と比較する教育ではなく、子どもが自分を大切にできるような教育、“愛される、幸せな人”になることを人生の目標においた子育てをしていただきたいと思います
★ どんな速さで上達するか、成長していくかは人それぞれ。才能も然りで、人それぞれに幅や奥行きが違います
★ お母さんたちは、順位や成績をほかの子と比べたりせずに、自分の子どもがベストを尽くす姿を見守ってほしい
★ 子供たちに伝えたいのは、フィギュアスケートに興味を持ち、「やってみよう」と決意したのなら、くじけることなく、一生懸命に、できるだけ長くやってほしいということです
★ メダリストだって、最初はバッジテストを受け、級を上げながら、ノービスの県大会、ジュニアのブロック大会、全日本選手権、世界選手権とだんだん大きくなるのです。みんな、その段階ごとにプレッシャーと闘い、最高の力を出して挑み、ようやく世界のトップで花を咲かせているのですから
★ 最初からオリンピックなんて遠い先を見ずに、明日、子供がどれだけ成長しているかを楽しみにしてください
★ 私は“おばあちゃん”として、家族全員で子供を育てているような感覚がありますね。そのほうが楽しいし、選手の人間性がそのまま反映されるフィギュアスケートのコーチングに適していると思っています
★ もしお母さんたちが技術的にニュアンスの違ったことを伝えても、それは私が直せばいいこと。それ以上にお母さんたちが存在する意味は大きいと思うのです
★ 母親ならではの視線で練習を見守る姿に、私はまず愛情そのものを感じます
★ 伸びていく選手には、強力な親のサポートがあったのです。このことは共通していますね
★ 練習中には、リンクサイドから自分の子供に“声かけ”も“指導”もしてもらっています。これはもう伝統のようになっていて、浅田姉妹も恩田美栄も中野友加里もそうでした
★ スケートの世界では欧米を中心に「オフリミット」といって、選手の親は稽古場やリンクサイドに入らないというのが常識で、日本でも7割以上の先生がそうされているのですが、うちは「オンリミット」
★ フィギュアスケートの世界は、とくにトップクラスになると先生のカラーがはっきりしていて、選手もそのカラーどおりという場合が多いのですが、うちはその逆。「子供たちが持つ豊かな個性をそのまま自然に、無理なく伸ばしていく」というのがわたしなりの指導の方針です
★ 生徒を集団にして、一律のマニュアルで教えるということはしていません。指導はマンツーマンが基本です
★ 子供たちの個性を伸ばすことを第一に「タイプを変えない指導」というのを心がけています
★ (浅田真央について)上品さの漂う演技や奇跡的なほどバランスの取れた能力もさることながら、彼女の魅力の根底には「素直な心」、憎めないナチュラルな性格があると私は思っています
★ (浅田真央について)何よりも性格が素直で、私の言うことにきちんと耳を傾けることを知っている。まさにフィギュアスケートをやるために生まれてきたような“逸材”でした
★ 1992年のアルベールビル・オリンピックで銀メダルを獲得。あのとき、伊藤みどりのハートが世界のフィギュアスケートの歴史を塗り替えたのだと思います。「気品はアスリートのハートにこそ宿る」ことを彼女が世界に示したのです
★ 自分の娘と同い年の彼女(伊藤みどり)に、スケートに専念するためのより良い環境を作りたいと考え、わが家に引き取ることにしたのです。自分の子供といっしょに育てて、私の持てるものをすべて注ごうと
★ 子供にはスポーツを一つの手段として、立派な男性、素敵な女性に育ってほしいですね。そのうえで世界の頂点をめざすのであれば、それは素晴らしい
★ 自分だけ得をしようとか、勝とうとかいうことだけを考えている選手は、絶対にトップには立てません
★ 野球でもサッカーでも、世界で活躍する一流の選手たちはやはり言動がすばらしい。まず、人間的に魅力があります
★ 40年以上、この考え(「技術よりも礼儀」)を変えず、名古屋という街の同じリンクで指導してきて、伊藤みどりや浅田真央をはじめ、多くの子どもがすばらしい選手に育ってくれたことが誇りです
★ ふだんの生活をきちんとしておけば、試合でリンクに上がってもシャキッとした姿勢で滑ることができますし、練習のリンクでも身なりをきちんとしていれば、自然と練習する意欲も湧くというものです
★ 「実るほど、頭を垂れる稲穂かな」です。大会で上位に入ったり、注目されたりしたときこそ、「技術よりも礼儀や言動にことさら気をつけるように」と言います
★ 反抗期になると生意気になったり、行儀が悪くなったりする子がいますが、そういうときは厳しいですよ。ジャンプが上手に跳べなくても怒ったりはしませんが、生き方に関することには厳しくありたいと思っています
★ 技術の前に、まず「礼儀」を教えています。つまり「しつけ」ですね
★ 私は多くの人から“愛されるスケート選手”を育てたいと願っています。いままでもそれを第一に考えて選手を指導してきたつもりですし、これからも変えるつもりはありません
★ 原点に戻り、名古屋の“おばあちゃんコーチ”として、孫のような存在の子どもたちにスケートの楽しさを伝えていくことに大きな喜びを感じ、底辺拡大に努めています
★ 学習塾でいえば“進学コース”と“学習補強コース”があるとすれば、わたしは後者を受け持つ指導者でいたい
★ コーチのタイプには“強化型”と“普及型”の二つがあると言われています。私は強化が得意なコーチと思われがちなのですが、じつは普及を自らのライフワークとしているのです
★ 唯一、私がほかのコーチと比較して、自身の指導のなかで大切にしていることは、“和”を重んじることでしょうか
★ 私指導している名古屋市のフィギュアスケートクラブというのは、特別な入会条件も面接試験もありませんから、さまざまな年齢のいろいろなタイプの子供たちがいて、毎日レッスンに励んでいます
★ 遠い先を見ないで
★ (伊藤)みどりは、私にとっていちばん印象に残る選手です。みどり以外にない。私が今、こうしていられるのは、あの子がいたから
★ 私は、あの子(伊藤みどり)が天才だったから手元に置いたのではありません。ただ、幸せにしてやりたかった
★ 真央は私の金メダル
★ (浅田真央について)この子をしっかりと覚えていてちょうだい。この子は将来絶対に世界の頂点に立つ子だから
★ 結果が全てではない。がんばったことというのは、いつか必ず、何かの形でプラスになって返ってくる
★ のんびりしている子はなんとなく、のんびりしている魅力があるし、カチャカチャしている子は、カチャカチャしている魅力がある。コーチとは、天性の魅力を引き出すことが、最大の仕事なのかもしれません
名古屋市出身。「堅い家」の4人きょうだいの末っ子で、好き勝手に育った。7歳からスケートを始める。選手としては国体少年の部、インターハイで優勝経験があるほか、全日本選手権やインカレで入賞するなど国内で活躍する。金城学院大学卒業後、愛知県スケート連盟の手伝いに駆り出されているうちに「これが一生の仕事になるとも思わず(中略)軽い気持ちで」コーチの道へ進んだ。
伊藤みどり、浅田真央ら国際大会で活躍した多くの選手たちを輩出した世界的な名コーチとして知られる。伊藤との出会いは、伊藤が5歳のころで、「両親が離婚した上に家庭環境も恵まれない子だったので、スケートでご飯を食べていけるようにしてあげたい」という思いから自宅に引き取って育てたという。現在は新田谷凜、山下真瑚、松生理乃などの指導にあたっている。
コーチを始めたころから普及に力を入れており、自著にライフワークは「底辺拡大」だと綴っている。現在でも名古屋スポーツセンターをホームリンクとするグランプリ東海フィギュアスケーティングクラブのコーチとして子どもたちを初心者から指導している。1989年文部省スポーツ功労者賞受賞、2005年文部科学省国際大会最優秀賞者受賞。
ジャンプの指導に実績があるが、山田は「たまたま、ジャンプの好きな子が集まってきたから」だと語っており、3回転アクセルに挑戦する門下生が多いのも特に勧めたわけではないという。スケート技術の指導と同等かもしくはそれ以上に人間性や躾を教え込むことに力を入れており、伊藤を輩出するまでは、「お姑さんのいる家にいってもちゃんとやっていけるように仕込んでくれる」と評判をとっていた。また、一般的なコーチと違い、選手の親を積極的に練習に参加させ、協力する方針をとっているほか、年長の選手の用具(エッジや衣装)を年少の選手に再活用させることが特徴として取り上げられる。
その他山田の元教え子には小岩井久美子、恩田美栄、中野友加里、大島淳、山崎愛里彩、村上佳菜子、宇野昌磨がいる。さらに、かつて山田のアシスタントコーチを務めた樋口美穂子なども居た。また声優、歌手、脚本家の山本麻里安も幼少期にスケートを習っていた頃、教えていた事がある。
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