池上彰 名人・名言集

池上彰(いけがみ あきら)
生誕:1950年8月9日
出身:長野県松本市
ジャーナリスト
NHKで社会部記者やニュースキャスターを歴任
記者ももちろん「読者のために書く」と最初は教わります。しかし仕事として書いているうち、やがて「読者のため」ではなく「取材相手に認めてもらうため」に原稿を書きたくなっていく。これはテレビの人間も同じで、私自身にも経験があります
★ アフリカは世界がゴミと思うものをリサイクルしている。アフリカは世界ががらくたと思うものを再生させている
★ 誰かを批判するからには、自分にも何らかの責任が降りかかってくる。それがイヤなら、批判もしないこと
★ 話すことが苦手、書くことが苦手、という人もいるでしょう。でも、努力と工夫次第では、いずれも大きく向上させることができます
★ いい結果が出たら、良かったで終わっちゃいけない。悪い結果が出たら、なんでだろうって悩むくらいだから、いい結果のときも「なんでだろう」が必要だ
★ とにかくやらなければ、何も始まらない。やってみるしかない。結果は、やってみた後に、考えればいい
★ 私だけの特別な情報源でもあればありがたいのですが、あいにくそんなものは持っていません
★ 国民は、そのレベルに応じた政治家を持つ。...つまり、政治家は、その国の国民の代表。国民と同じレベルだ、という意味です。政治家の悪口を言うことは、結局は自分たちの悪口を言っていることになってしまう
★ 切り口が違えば伝わり方も異なる
★ 上手く話せるようになりたいなら「この人は話が上手い」と思う人を見つけて、なぜその人の話が面白いのかを考えてみてください
★ 自分が賛成するような意見だけではなくて、自分が読んでいて不愉快な意見とか、自分の考え方とは違う意見にも接してみる。そこで初めて、自分なりの考え方ができてくる
★ 被害者家族に「時効」はない
★ 「思い込み」にとりつかれてしまうと、別の視点から見るということをしなくなってしまいます
★ 私のアイディアを無理に真似する必要はありません。自分流を確立するための参考にしていただければいい
★ テレビの動く映像より、動かない1枚の写真のほうが、語りかけてくるものが多い場合もあるのです
★ 情報を集めるだけでは、あまり価値がない。その集めたものをどう扱うか、どう発信するか。きっと、情報だけでなく、モノでもそう
★ 感情を揺るがす情報、不安がらせる情報が氾濫しています。それで誰かが何をしてくれるか、って期待ばかりしても、どうしようもない。この情報は何を意味するか、そういうことから考えることが大切
★ 企画をプレゼンテーションするときや職場で朝礼のスピーチをするときなどに、集まっている人を惹きつけるにはどうしたらよいでしょうか。その方法の一つは「具体的な話から始める」ことです
★ 関連本をとにかくありったけ買う。それを片っ端から読んでいくと、原典というか、本当にしっかりした「教科書的な本」に出会うんです
★ 読書はすぐに何かの役に立つわけではありません。でも何冊も読むことで視野が広がり、教養も身につく
★ 効率よくスピーディーに文書をまとめるには、下調べも大切です
★ 記者が自由に書いていると思われがちな新聞記事でも、ある一定のパターンがあります。5W1H(いつ・誰が・どこで・何を・なぜ・どのように)を抑え、そこに固有名詞を当てはめれば、一応の記事にはなります
★ 中身の充実した報告書や提案書を書くためには、五感を研ぎ澄ませて、調査や打ち合わせに臨むことも大切です。現場の匂い、景色、雰囲気、人の話などを虚心に受け止め、書面に少しでも書き込んでみるのです
★ これから独自のビジネスを展開する場合には、インターネットの情報だけではまったく不十分です
★ NHKを辞めて独立したとき、肩書がない厳しさを初めて味わいました
★ たくさん本を読んで、知識が豊富になれば、それで「教養がついた」ことになるかというと、ちょっと違うような気がします。自分の得た知識を他人にちゃんと伝えることができて初めて「教養」が身についた、と言えるのだと思うのです
★ 本は読みっぱなしにせず、実際に誰かに伝えてみることが一番有効です。知識のない人間に、「そうだったのか!」と理解されるよう専門情報を的確に簡便に伝えるのは案外難しいですよ
★ 話している内容が同じでも、伝える姿勢や態度によって、相手が受ける印象は大きく異なります
★ 用語は誰にでも通じる言葉ではありません。知らないよりは知っていた方がいいのですが、使う相手や場はしっかり考えるべきです
★ 相手に何かを伝える行為は、決して自分の知識をひけらかすことではありません。相手の立場を慮って、わかりやすく伝える気持ちを持つことが大事なのです
★ ここ数十年で日本人の話すスピードはかなり速くなりました
★ ビジネスパーソンがプレゼンテーションをする場合などは、いつもよりゆっくり話すことを心がけてみてはどうでしょうか。聞き手側は、普段、早口に慣れている分、新鮮で思わず引き込まれるかもしれません
★ 一番望ましいのは悪口の類を一切言わないことですが、人間だから腹の立つことも、不満を募らせることもあります。聖人君子でもない限り、人の悪口を一切言わないのは無理かもしれません。そこで、現実的な線引きとして、悪口を言う場合は、面と向かって言えるレベルにとどめる
★ 建前とのバランスが大切になる場面があるもの
★ 日本人に限らず、人間は社会的な動物です。そうである以上、大成功を収めた場合も、ほかの人や周りから何かしらの恩恵を受けているのは確かです
★ 業績が秀でていたり、事業が成功したりしても、愛される人と、疎まれる人がいます。この違いは、謙虚さの有無、あるいはそれの程度の差にあるように思います
★ 諜報活動をする人たちの情報源の98%は、対象国の新聞などの公開情報です。それをどう加工するかが彼らの腕の見せ所になります。新聞などから得た複数の情報をかけあわせ、新しい視点を導き出す。その視点がインテリジェンスです
★ 記者が警察のところに行って、なにかありますか?と漠然と聞いても何も答えてくれません。情報収集を行い、それをもとに自分の読みを立ててから質問すれば、警察もこちらに一目置くようになります。仮説を持って取材に行くから、相手との信頼関係が生まれるのです
★ 一見無駄と思われるノイズに触れるためにも、新聞を読んだり書店に行くという行動は続けた方がいいと思います
★ テレビの世界では、視聴者が画面で一人の発言を聞き続けられるのは、20秒が限度です。短い時間で発言をまとめなければなりませんから、起承転結で話すのではなくて、まず「結」を端的に言いきることがポイントです
★ 「俺が全責任をとるぞ」という気迫を示す。これも、言葉ではない伝える力なんだろうと思います
★ 説明して相手がわからないのは、相手にわかるように説明できない自分の力不足です
★ 建前を中心に話をせざるを得ない場合は、本音を少し差し挟んで話すと、好感度は往々にしてあがります
★ 日本にはいわば、「けしからん罪」が存在しています。それは、「法律には違反していないけれど、なにかけしからんよね」という、多くの人たちの気持ちであり、感覚です
★ 人は自分の話を聞いてもらうと、存外嬉しいものです。ましてや、初めて会った人が自分の話を熱心に聞いてくれると、感動すら覚えたりします
★ 私は子供のころから就職して1~2年目まで、ずっと内気で引っ込み思案でした。それがいまでは、国内外の様々な人に会って取材したり、テレビに出たり。記者になって、存分に仕事をしたいという思いが私を変えていきました。伝える力はいくつになっても伸ばすことができると強調したい
★ 自分の発言を相手がどう受け止めるのかを推し量ることが、伝える力の一番のポイントです
★ 若い頃に読んで皮相的になんとなくわかった気になっているけれども、ある程度経ってから読み返すと、また新しい発見がいくらでもある
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