大前研一 名人・名言集

大前研一(おおまえ けんいち) 生誕:1943年2月21日。 出身:福岡県若松市(現北九州市若松区)。 経営コンサルタント・起業家。
福岡県若松市(現北九州市若松区)出身で、父は長崎県対馬の漁師の家に生まれた三男でした。彼は第二次世界大戦中に山口県富田に疎開し、その後大阪府の親戚の家に身を寄せました。1951年には母の出身地である神奈川県横浜市神奈川区反町に移り住み、1958年には横浜市立栗田谷中学校を卒業しました。その後、神奈川県立横浜翠嵐高等学校を1961年に卒業し、続いて早稲田大学理工学部を1965年に卒業しました。さらに、1967年には東京工業大学理工学研究科原子核工学専攻の修士課程を修了し、1970年にはマサチューセッツ工科大学原子力工学科大学院で博士課程を修了して博士号を取得しました。
彼のキャリアは多岐にわたり、経営コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニーでの活動や著書の出版などがあります。1992年には新自由主義を標榜する市民団体「平成維新の会」を設立し、その後も様々な活動を展開しています。彼はまた、教育関連事業会社「ビジネス・ブレークスルー」を設立し、大学院大学を開校して学長に就任するなど、教育分野でも活躍しています。さらに、福島第一原子力発電所事故の際には一般人の立場から政府に進言し、その影響力を示しました。
その後も、東京電力株式会社の取締役会の諮問機関である「原子力改革監視委員会」の委員に就任するなど、活動は多岐にわたっています。また、梨花女子大学国際大学院名誉教授や高麗大学名誉客員教授なども務めており、国内外での活動も盛んです。
2001年に石原慎太郎東京都知事(当時)に対し、ナローバンクのような店舗を持たない仮想銀行・ネット銀行構想を一般人の立場で持ちかけたことがきっかけとなり、2005年4月1日に新銀行東京が設立されました。石原知事から事業案の依頼を受けていた大前氏は、自ら召集したマッキンゼーとの間でも融資先について意見が一致せず、最終的にプロジェクトチームから離れることになりました。
2011年3月の福島第一原子力発電所事故では、建屋が爆発してしまった場合にはテントを張ることで被害を最小限に抑える提案を政府(当時の菅直人内閣)に行いました。その結果、政府の勧告により東京電力は1号機にテント式の建屋カバーを設置しました。ただし、3号機については原子炉格納容器の点検口が開いており、そこから蒸気が噴出していたため、同様の対策は見送られました。1号機の建屋カバーを撤去する際には、放射性物質の飛散が一時的に増加しました。
同年10月28日には、福島第一原子力発電所事故からの教訓についてまとめた報告書を政府に提出しました。また、2012年9月11日には、東京電力株式会社の取締役会の諮問機関である「原子力改革監視委員会」の委員に就任しました。
彼は梨花女子大学国際大学院名誉教授や高麗大学名誉客員教授を務める一方で、中国の経済顧問やメディア関連の顧問も務め、世界の大企業やアジア・太平洋地域の国家レベルでの経営コンサルタントとしても活躍しています。
アメリカやドイツなどのエリートビジネスマンほど非常に意識が高い。彼らが普段、どのような努力をしていて、時間の使い方はどんな工夫をして、家庭とはどう向き合っているのか――。リンクトインなどを通してそうしたことに触れるのはビジネスマンにとって非常に意味があるだろう
★ 「情報投資にどれくらいのお金をかければいいですか?」と最近、聞かれることがある。人によって違うのは当たり前だが、自分の体を維持するためにどれくらいの食費をかけているか、考えてほしい。胃に入れる金額と頭に(情報を)入れる金額を同じにしろ!というのが私のアドバイスである
★ コンサルティングでも、複数のコンサルタントを雇っている会社の仕事はしないことにしている
★ 参謀が戦略やアイデアを授けても、それを速やかに実行に移せる大将というのは、実はそうはいない
★ 仕えた大将をヒーローにするのが参謀の仕事だと私は考えている
★ コンサルタントも商売だから、嫌われたり、失敗して切られるのは怖い。だから、クライアントの好みを先に聞き出して、それに合わせるような戦略を提言したり、答えがわかっている領域を「問題」として取り上げて、簡単な分析で無難な戦略を提言する輩が少なくない
★ 企業経営を取り巻く環境の変化は激しく、手をこまねいていると気が付いたときには危機的な状況ということにもなりかねない
★ 多くの人が仕事のスピードが上がらないのは、身をもってスピードの価値を感じたことがないからだ
★ 仕事が遅い奴で一番目につくのは、やっぱり段取りが悪いところ。やみくもに頑張るだけじゃ、仕事のスピードは上がらない
★ 仕事を遅くしている原因は忙しいからと、スケジュールに時間をかけずにすぐに取りかかるから。最初にゴールまでの最短距離を描かなければ、どんなに速く走っても、遠回りは免れない
★ 私は暇さえあればスケジュール帳を開いて、もっと効率よくやれる方法はないかと考えたり、数カ月先の予定をシミュレーションしたりしている。そのせいか、原稿の締切りを破ったことは一度もない
★ 自分だけ仕事が速くなっても、それじゃまだ、本当の意味で仕事が速くなったことにはならない。なぜなら、仕事の本質は共同作業だからだ
★ 多くの人間と、さまざまなタスクを動かしながら、納期までに全体を完成させるプロジェクトがうまくいくかどうかは、まさに段取りが命運を握っているといってもいい
★ 人に仕事を頼むときは、前もってその人の仕事の速さを知っておくと間違いがない
★ 仕事のスピードを上げるためには、関わる人がいかに無駄なく効率よく働ける状態をつくってあげられるかが、じつは重要なポイントなんだ
★ 私は、人生は仕事だけじゃないと思っている
★ 日本人は情報の収集や活用が、決して下手な民族ではない
★ 答えのない世界で生きたことがない世代は、とにかく教えられた答えを覚えて吸収しようとする
★ 情報が本当に自分の血となり肉となるためには、その情報を自分で加工しなければならない
★ 雑誌は編集方針が偏っているものばかりを買う。知識よりも、ものの考え方がわかるからだ。幕の内弁当のような雑誌は栄養にならない
★ 私はどうやって情報を仕入れているのか。もっぱらサイバースペースから取ってくる
★ 私はジャック・ウェルチと20年来の付き合いだが、彼は私に会うといつも「Ken, What’s new?」と聞いてくる。つまり、「前に会ってから、その後お前に起こった新しいことは何か?その差分だけ教えろ」と
★ 情報の達人を目指すなら、最初の一歩はひとつの整理棚をつくることである
★ 他人の見方を覚えるのではなく、自分の頭に思考の脈絡を持って取り入れることだ
★ 私はもう10年ほど前から新聞をとっていない。新聞は一面トップ記事の決め方など、紙面での取り扱い方によっていくらでも重要度や印象が操作される
★ 情報を得るための一番の原動力は、興味・関心を持つことである
★ 二言目には不景気のせいにするが、日本経済の長引く停滞の原因はそればかりではない。成長期の思い上がった戦略をそのままにして、政府や企業がマーケットの現実、消費者の懐具合と優先順位に向き合っていないことが大きな問題
★ すでに崩壊した成長神話の残滓にすがっている限り、日本人は苦しみ続けることだろう
★ モノがあふれかえっている時代に育ったいまの若い世代に物欲がないのは当たり前で、草食系だなんだと称しているが、要は環境に適応してしまったのである
★ 努力する方向が根本的に違う。私がトヨタや日産自動車のトップなら、持てる政治力のすべてを使って、課税を含めた車のランニングコストを安くする
★ 私は政治家には向いていません。なぜなら政治家は有権者に「なるほど、この人だったら安心して任せられる」と思ってもらうことが大事で、私はどちらかというと「こういうふうにすべきだ」とプランを練るのが得意な政策立案者
★ 明治維新のときでも、国民の1%も参加していません。国民全部が動く革命なんて存在しない。激しい革命の中を全速力で走り抜けた人間だけが勝ちます
★ 問題解決に関して「本質的な問題」と「単なる現象」を区別することが大事だ
★ ユダヤ人たちは、もともと誰かが正しい答えを知っているという前提に立っていない。すべては仮説に過ぎないのだから
★ いろいろな視点の解決策を思いつくためには、人より深く考えることだ
★ ロジカル・シンキングは、答えの範囲を取捨選択して狭めていくときには有効だが、それでは発想は広がらない
★ 一から十をやれば問題解決ができるとわかっていても、当事者にそれを実行するだけの能力がなければ、絵に描いた餅で終わってしまう
★ やる前から「無理だ」「できない」と言っていたら問題解決はできない。すべての問題は解決できる。そう強く信じることが問題解決の第一歩だ
★ 変人、大いに結構。坂本龍馬や勝海舟なんて超変人だったんですから
★ 太平洋戦争を例にとるまでもなく、日本人は変なところで楽観的で、将来に対しての見通しが甘いところがある。そして表面の現象だけ見て一喜一憂する
★ 人間が変わる方法は3つしかない。ひとつ目は時間配分を変えること。ふたつ目は住む場所を変えること。3つ目は付き合う人を変えること。どれかひとつだけ選ぶとしたら、時間配分を変えることが最も効果的なのだ
★ 情報というのは自分から取りにいかなければ、価値を生むことはない。毎日の情報の流れの中から、いかに自分に役立つものを取りこんでくるか、である
★ 日本にいて膝を抱えてじっとしていたら、何が正しくて何が間違っているかは絶対にわかるようにはならない
★ 企業参謀たるものは、前提条件を疑え
★ どこにも答えがない時代に私たちは生きている。ならば、今までの常識を疑い、新たな答えを探し出さねばならない
★ 異質が集まるからこそ、エネルギーが生まれる
★ 世界中で活躍するユダヤ人は、「全員一致の意見はむしろ怪しい」と教え込まれる。大勢に流されがちな日本人は、大いに参考にすべきだろう
★ 同じ意見の人といくらつるんだところで何も生まれない。自分の意見に対して、「それ、違うんじゃない?」と指摘してくれる人こそが重要
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