岡潔 名人・名言集

岡潔(おか きよし) 生誕:1901年(明治34年)4月19日。 出身:大阪府大阪市。 数学者。死去:1978年(昭和53年)3月1日)。
岡潔(おか きよし)は、日本の数学者であり、特に集合論や数理論理学の分野で知られています。彼は20世紀の日本の数学の重要な貢献者の一人であり、その業績は数学の基礎理論や論理学に大きな影響を与えました。
岡潔は1911年に京都府で生まれ、京都大学で数学を学びました。彼は若くして優れた数学の才能を示し、特に集合論の研究に興味を持ちました。彼は日本だけでなく、アメリカやヨーロッパの数学の最新の動向にも精通し、その知識を元に数学の発展に貢献しました。
岡潔の最も有名な業績の一つは、ユークリッドの互換性公準(第5公準)を含まない非ユークリッド幾何学の構築に関する研究です。彼はユークリッドの幾何学だけでなく、非ユークリッド幾何学やリーマン幾何学など、さまざまな幾何学の理論を研究しました。
また、岡潔は集合論の分野でも重要な業績を残しました。彼は集合論の基礎を確立し、集合の基本的な性質や操作に関する理論を発展させました。彼の研究は数学の基礎理論や論理学の分野にも影響を与え、現代の数学の発展に大きく貢献しました。
岡潔はその生涯を通じて数学の普及にも尽力し、数学の教育や啓蒙活動にも取り組みました。彼の業績は日本の数学界だけでなく、世界の数学界においても高く評価されています。
さしあたって教育をどう攻めていくかであるが,経験から学ぶのが科学であるからには暗中模索するよりは戦前に戻してそこから軍国主義を抜けばよいと思う
★ 情緒の中心の調和が損なわれると人の心は腐敗する。社会も文化もあっという間にとめどもなく悪くなってしまう
★ 人は動物だが,単なる動物ではなく渋柿の台木に甘柿の芽をついだようなもの、つまり動物性の台木に人間性の芽をつぎ木したものといえる
★ 日本だけのことではなく西洋もそうだが学問にしろ教育にしろ「人」を抜きにして考えているような気がする
★ 時間は情緒に近い
★ 科学が進歩するほど人類の存在が危うくなるという結果が出る
★ 足が大地をはなれて飛び上がっているようなもので、第二歩をだすことができない。そういうのを抽象的といったのです
★ 言葉で言い表すことなしには、人は長く思索できない
★ 苦心を払わせるものを私は情熱といっている
★ 個性的なものを出してくればくるほど、共感がもちやすいのです
★ いまの人類文化というものは、一口に言えば、内容は生存競争だと思います。生存競争がないようである間は、人類時代とはいえない、獣類時代である
★ 最近、感情的にはどうしても矛盾するとしか思えない二つの命題をもとに仮定しても、それが矛盾しないという証明が出たのです
★ 知性は理性と同一ではなく、理想を含んだものだと思うが、はっきりと理想に気づいたのもギリシャ文化が初めてだった。これを代表しているのがプラトンの哲学・及びユークリッドの幾何学である
★ 人の中心は「情」であって、情の根底は「人の心の悲しみを自分のからだの痛みのごとく感じる心」すなわち観音大悲の心である
★ 人と人との間にはよく情が通じ、人と自然の間にもよく情が通じます。これが日本人です
★ 人は、男・女性に関するさまざまなことを、さまざまな経験によって知るのではなく、情緒的に、すでに知りつくしていることを、単に経験によって、具体的に知るだけのことなのです
★ 今の教育では個人の幸福が目標になっている。人生の目的がこれだから、さあそれをやれといえば、道義というかんじんなものを教えないで手を抜いているのだから、まことに簡単にできる
★ 敬虔ということで気になるのは、最近、「人づくり」という言葉があることである。人の子を育てるのは大自然なのであって、人はその手助けをするにすぎない。「人づくり」などというのは思い上がりもはなはだしいと思う
★ 今、たくましさはわかっても、人の心のかなしみがわかる青年がどれだけあるだろうか
★ (情緒とは?)野に咲く一輪のスミレを美しいと思う心
★ 自分の研究の方向は分かった。そのためには、まずは蕉風(芭蕉一派)の俳諧を勉強しなければならない
★ 数学上の発見に関して西洋人はインスピレーション型、日本人は情緒型
★ 勘は知力ですからね。これが働かないと、一切がはじまらぬ
★ 個性が出るようにするにはどうするかということを教えなければいけないのでしょうね。個性がなくなりました
★ 現代は他人の短所はわかっても長所はなかなかわからない。そんな風潮が支配している時代なのだから、学問の良さ、芸術の良さもなかなかわからない
★ 広い世界のものには関心が持ちにくく、狭い世界のものには関心が持ちやすい
★ 僕は論理も計算もない数学をやってみたい
★ しかしこんな美しい地球を滅ぼさせたくないですね
★ 本だって読むことより読みたいと思うことのほうが大切なのです
★ オリジナルは生命の燃焼によってしか作れない
★ 理想の高さが気品の高さになるのである
★ 私についていえば、ただ数学を学ぶ喜びを食べて生きているというだけである
★ どの人がしゃべったのかが大切なのであって、何をしゃべったかはそれほど大切ではない
★ 理性のなかを泳いでいる魚は、自分が泳いでいるということがわからない
★ 自然数の一を知るのは大体生後十八ヵ月と言ってよいと思います
★ 数学は必ず発見の前に一度行き詰まるのです。行き詰まるから発見するのです
★ 私は悪漢の書いたものが好きで、真正直な人の書いたものが嫌いである
★ 問題を出さないで答えだけを出そうというのは不可能ですね
★ 心が納得するためには、情が承知しなければなりませんね
★ 文章を書くことなしには、思索を進めることはできません
★ 自分の好きなものだけが正しいのだと言う勇気はありませんね
★ 本質は直観と情熱でしょう
★ 日本は個性を重んずることを忘れてしまった
★ 人は無明を押えさえすれば、やっていることが面白くなってくるということができるのです
★ まだ、したいことはいっぱいあるから死にたくない。しかし、しょせんだめだろうなあ。あしたの朝には命はないなあ。計算ちごた
★ 数学の営みは「おのれの情緒を外部に表出する学問芸術」であり「情緒を表現して数学を創造する」ことだ
★ こういう世相にあって,のんきな数学などは必要ないと思う方もあるかも知れません。しかし,数学というのは闇を照らす光なのであって,白昼にはいらないのですが,こういう世相には大いに必要となるのです
★ 数学のもとになるのは頭ではない。情緒だ
★ 数学とは生命の燃焼です
★ 明治以前の日本人は死ねばそれきりなどとは思っていなかったのであってこの一生を長い旅路の一日のごとく思っていたのである
★ いまの教育では個人の幸福が目標になっている。人生の目的がこれだからさあそれをやれといえば道義という肝心なものを教えないで手を抜いているのだからまことに簡単にできる
★ 私は三日かからねばつまり二晩寝なければ解けないという問題から問題と呼ぶことにしている
★ 数学は印象でやるもので記憶はかえって邪魔になる。忘れるものはドンドン忘れて行く。これが極意です
★ 人間が人間である中心にあるものは科学性でもなければ論理性でもなく理性でもない情緒である
★ 人は極端になにかをやれば必ず好きになるという性質をもっています。好きにならぬのがむしろ不思議です
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