南場智子 名人・名言集
南場智子(なんば ともこ、1962年4月21日生まれ)は、日本の著名なビジネスウーマンであり、株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)の創業者兼代表取締役会長です。彼女は日本のIT業界において、特にモバイルゲームやeコマース分野で大きな影響を与えてきました。出身:新潟県新潟市
経歴と教育
- **学歴**: 南場智子は、津田塾大学学芸学部を卒業し、ハーバード・ビジネス・スクールでMBAを取得しています。 - **初期のキャリア**: MBA取得後、彼女はマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、コンサルタントとしてのキャリアをスタートさせました。この期間に、多くの企業の戦略策定や改革に関与しました。
DeNAの創業と成長
- **創業**: 1999年に南場智子はディー・エヌ・エー(DeNA)を創業しました。当初はオークションサイト「ビッダーズ」を運営していましたが、後にモバイルゲーム事業に大きく転換しました。 - **モバイルゲームの成功**: DeNAは、モバイルゲームプラットフォーム「Mobage」を運営し、大成功を収めました。これにより、DeNAは日本国内外で有名な企業となりました。 - **その他の事業**: DeNAは、モバイルゲーム以外にも、eコマース、ヘルスケア、交通サービスなど多岐にわたる事業を展開しています。
著書
南場智子は、自身のビジネス経験や起業家としての挑戦を記した著書を出版しています。 - **『不格好経営』**: この本は、彼女がどのようにしてDeNAを創業し、成功させたのかについての詳細な記録であり、多くの読者に影響を与えました。
個人的な挑戦と貢献
- **家族の介護**: 2011年に南場智子は、夫の病気のためにDeNAのCEOを辞任し、家族の介護に専念しました。しかし、夫の逝去後、2013年に復職し、再び会社の成長に貢献しました。 - **社会貢献**: 南場智子は、ビジネス界での活躍に加えて、教育や女性のエンパワーメントなど、社会貢献活動にも積極的に取り組んでいます。
影響と評価
南場智子は、日本のビジネス界においてリーダーシップを発揮し、特に女性起業家としてのロールモデルとなっています。彼女の実績とリーダーシップは、次世代のビジネスリーダーや起業家にとって大きなインスピレーションとなっています。 彼女のキャリアと人生は、挑戦と革新を体現しており、多くの人々に影響を与え続けています。
優秀な方はお金や結果を求めるより、自らの成長を求め、世の中に何かを残そうとしますよね
★ 私が経営の中で分かったのは、人にも生き様があるように組織にも生き様がある、ということです
★ 困難とは、それをどういう姿勢で乗り越えるのかを社内外に示す機会でもあると思います
★ 人は順風満帆に進むのが一番ですよ。でも苦しんだ人の方が人間味や深みがあるじゃないですか
★ (マッキンゼー時代)人の会社に横から口を出しているうちに、自分で事業をやりたくなってしまいました
★ 今まで高学歴で順調にやってきた人がビジネスの世界でも上手くいくとは限りません
★ 自ら行動できる人でなければ、どれだけ素晴らしい能力を持っていても、宝の持ち腐れになってしまいます
★ 新規事業がいったん実行段階に入ると、想像もしていなかったような壁が次々と現れます。もうそれこそ、1日に1000回くらい。さすがにやめたくなる(笑)
★ ビジネスは正解のない世界です。受験勉強のように唯一絶対の正解なんてありません。正解を自分たちで創っていくのがビジネスです
★ 「経営にはこれが一番大切だ」といった教科書っぽいものはありませんでした。ただ振り返ってみるとそのとき・そのときの目標に向かってできることはとにかく全部やる――というスタンスでした。初めてサービスが出たとき、みんなの喜び方が純粋でした。そういう純粋なみんなと目標を共有して、全力で頑張ることを楽しめるチームにしたいなと思っていました
★ あまり誰についていくとか、アイデアの帰属とか、あるいは評価だとか、ポジションとか、マネージメントとか。そういったことをすっかり忘れて仕事に打ち込むと、本当に良い結果がついてくるなと感じました
★ 事業リーダーにとって、「正しい選択肢を選ぶ」ことは当然重要だが、それと同等以上に「選んだ選択肢を正しくする」ということが重要となる
★ ついていきたいなどと思ったリーダーもよくよく知るとたいした人でないことが多いし、何より、人は人についていかないのだ
★ 自分の成長だのヘチマだなどと言う余裕がなくなるくらい必死になって仕事と相撲をとっている社員ほど、結果が出せる人材へと、驚くようなスピードで成長する
★ 以前から「健康って大事だよね」と思っていましたし、国家的な医療費の増大についても認識していました。けれども、体が丈夫で健康検査も受けていた夫が、それでも重い病に倒れたとき、痛感したんです。それまでは、わかっているつもりでも、どこか他人事だったのかもしれません。本当に失ってみないとわからないんですよね、健康って
★ コンサルタントは日夜猛烈に働きながら、格好よく説得するためのファクトとロジックを積み上げている。そうしたスキルや癖は、コンサルタントの商売には役立つが、経営者としては役に立たないどころか邪魔になることが多い
★ 私がマッキンゼーで学んだことにそれほどの深みはなかった。いや、正直に言ってしまえば、それは表層的なもので、学問と呼べるほど体系だったものではなかった
★ 私は何ごとも根本から理解しなければ気が済まない性分だ。私は信頼できる研究者は専門家とインタラクティブに議論するようにしている。
★ 講演や本の場合、すでに知っていることや知る必要のないことまで含むため時間的なロスが大きいが、専門家に直接聞く方法は、その点でロスが少ない。そして一流の専門家は1年をかけて説明できないほど、深い知見を持っている
★ 専門家に意見を聞くときに大切なことは人選です。たとえば、資産運用について学びたいときに、民間金融機関に勤める専門家を招いてしまうと、営業的なアジェンダ(工程表)を持ってくるなど、バイアスのかかった見解を聞かされる恐れがあります
★ テーマに関して中立かつ公正な立場から見解を聞きたいときには、その人の生業と経歴を調べるといい
★ 専門家と議論できるのは上場企業の経営者だからで、個人の会社員には難しいと思われるかもしれない。そこにチャンスがある。深いところまで徹底的に学ぼうとする人は決して多くない
★ 私はコンサルタント出身ということもあり、ロジカルに物事を考えることを長く教育されてきたので、すべての意思決定はロジカルです
★ 社内に高学歴の人が多くなってきましたが、リスクもあります。解答欄があって正解を言い当てて褒められることに慣れている人を間違って採用すると、ベンチャーは解答欄がない世界なので通用しません
★ 2年間の夫との闘病生活は、それまでに体験したこともない苦しみや悲しみを突き付けられた日々でした。けれども、いくつかの大事な拾い物をした気もしています。そのひとつが、家族の大切さに改めて気づいたこと。私に仕事をこんなに頑張らせてくれたのは、家族が許してくれたからだと今まで以上に感謝するようになりました
★ わが社では、女性管理職を何割つくるといった目標も設定しませんし、実力のない人に下駄を履かせて昇進させる気もありません
★ 要職に就くということはその責任からして大変なことです。男性も物凄い競争を経て、苦労して、やっと要職に就けるのですから、女性も上にいくからには、その苦労を、激務を、ちゃんと経験してほしいと思います
★ わが社が掲げる「DeNAクオリティ」という5つの約束事のなかに、「全力コミット」というのがあるんです。やはり、仕事をしている時間は、みんながみんなハードワーカーであってほしいんですね。それは妥協できないところです
★ 戦略が間違っていても、良い志の高い能力のメンバーであれば、リカバリーできる。私はヤフオクの後を追いかけるということを間違えて長くやりすぎましたが、トップが間違えてもリカバリーがいくらでも効くというのは、まさにチームがいいからなんです
★ うちは何でもオープンなのです。良くない出来事も多いですが、私たちの中では恨みつらみになっていないので、あまり陰のエネルギーは出ないのかなと思いました
★ 社長業って本当に面白いので、退任すると自分が言いださない限りずっと続けてしまう。「ここまで!」というタイムラインは自分から引かないとずるずる行ってしまう
★ ベンチャーは創業社長がずっと引きずることが多いですが、DeNAはそうしたくなかった。それだと南場さんの会社という器から出ない。DeNAは「南場さんの会社」というような小さなものに収まる会社ではないのです
★ リーダーの条件は2つ。ひとつは戦略の方向性を最終的に決断する力。ここを目指すという目指し所を定める決断力です。もうひとつは、チームをまとめてそこに向かう力を最大化する
★ とにかく自分たちのやりたいことを素直に伝えることです。相手側に「こいつアホだ」と思われたこともあったかもしれません。とにかく、わからないことがあれば、その場で徹底して聞きました
★ 信頼できる人は、軽々しく他人の情報を売らない人です
★ 優秀な交渉者は「ダメな理由」を冷静に聞き取っています。すると、いま対立している部分以外で解決できることもあります。新しく立ち上げる会社の資本比率の問題で提携先と対立しているのであれば、自社の希望を通してもらうかわりに、取締役の人数で妥協するといった方法もあるでしょう
★ 欺瞞や騙しのある営業をしていると、一時的には成功しても必ず自らに跳ね返ってきます
★ 質のいい非常識さを持ち、誰かを批判するのではなく課題に集中している人を見ると、私はとても清々しい気持ちになります。そして、そんな姿勢を持つ人がチームの中に一人でもいればこそ、ひとつの目的を必ず達成するんだという雰囲気も高まっていくものです
★ 私たちが展開するインターネットや携帯電話のコンテンツ事業の世界は、突風が吹き荒れるような速度で状況が変化していきます。激しい速度の中で必要な人材の基本的な要諦はふたつです。戦略を立案する力、そしてそれを実行する力。この双方が揃わなければ、突風の中で勝ち残ることはできません
★ 我が社が海外進出などで領域を広げているのも、ソーシャルゲーム事業で大きな成功を享受している今だからこそ、現状にとどまらずに変化しなければならないと考えているからです
★ 「どうしてみんながこのように活動しているのか」「そもそもこの常識はなぜ生まれ、いつから通用しているのか」その原点を深く理解すれば、「これって古くない?」「うちの会社にとって本当にベストなやり方なの?」とこれまで自明に見えていた常識を疑うことができます。そして疑うことができれば、初めて冷静に代替案を議論できるようにもなります
★ いま目の前にある問題に集中できる人は、同じ問題をプラスに変えられる力を持っています
★ なぜ誤解が生じたのかと相手の立場になって考え、さらには相手から自分たちの姿がどう見えているかを想像する
★ 海外で働く人材というと、語学力や国際的なバックグラウンドが重要とされがちです。しかし実際の現場で求められるのは、馴染みのない文化や新しい環境に対する謙虚さなのです
★ 「質のいい非常識さ」を持つことが重要です。非常識といっても、常識を無視するという意味ではありません。むしろ、現在の仕事について考える際、いま当たり前と皆が考えている「常識」を謙虚に理解する姿勢が、「質のいい非常識」の源泉となります
★ 変化の激しい環境では、昨日の常識が瞬く間に通用しなくなることがあります。そんなときに従来の常識にとらわれていると、日に日に可能性が失われていきます
★ 予期せぬ壁が唐突に立ちはだかったとき、ダメージを受けて「もうダメだ」と力が抜けてしまう人と、逆に「この問題を解決して次につなげよう」と闘志が湧いてくる人がいます。当然後者の人材が優れているわけですが、そんなふうに闘志を燃やせる人の共通点は、ネガティブな状況が生じた際に「ひと(誰が問題か)」ではなく「こと(何が問題か)」に向き合う姿勢にあると思います
★ シェアが目まぐるしく変化している業界では、次々に新しいイノベーションを起こすことが必要ですし、さらにはひとつの意思決定のミスが致命的な結果を生むこともあるからです
★ 重要なことは一つの問題について、自分なりの答えを見つけられるまで延々と考え続けることだ。それが深い学びにつながる
★ 一般的に、日本人は「人に迷惑をかけるな」と言われて育ちます。でも、時には会社の仲間や社会に迷惑をかけたって、頼ったっていいではありませんか。迷惑をかけたら、あとで、できるときに他の人を助けてあげればいい。むしろ、お互いに迷惑をかけあうことで、コミュニティの絆がタイトになると感じます
★ ITやインターネットを活用したイノベーションを起こしていくのが弊社のスタンスで、常に新たな市場で事業を立ち上げたいという思いを持っています
★ 世の中に貢献するサービスをしっかりつくること、その結果として弊社が儲かること。そういう順番です
★ 一人では経営上の不安や悩みを背負い切れないので、取締役のメンバーとは思いを共有しています
★ 「勝ちたい」という願望は強いですね。長く負けている時代があり、業界で負け組と言われていましたから、悔しさが擦り込まれています
★ 基本的に人は仕事でしか育たないと思います。さらに言うと、すんなり成功する仕事ではなく、苦労した末に成功を勝ち取る経験を通して、人は大きく成長するものです
★ 人が育ってからトップを交代するというのは言い訳です。代われば育つんですよ!
★ 進もうとしている道は大変でも、逃げずに真正面から正直に向き合うという姿勢が大切
★ さまざまな困難に逃げずに正面からしっかりと向き合っていく、乗り越えることに全力を尽くすということに意味がある
★ 組織は人だと思います。社長1人とあと誰でもいい人ではなく、むしろ社長よりも周りにどういった人が集まるかが大切です
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