iconアレクサンドル・プーシキン 名人・名言集

由来:アレクサンドル・プーシキン 名人・名言集
アレクサンドル・プーシキン  名人・名言集
アレクサンドル・セルゲーヴィチ・プーシキン(Александр Сергеевич Пушкин)。生誕:1799年6月6日(旧暦5月26日)。 ロシアの詩人・作家。 死去:1837年2月10日(旧暦1月29日)。
アレクサンドル・セルゲーエヴィチ・プーシキン(Alexander Sergeyevich Pushkin)は、ロシアの詩人、小説家、劇作家であり、19世紀初頭のロシア文学を代表する偉大な作家です。彼はロシア語で最も優れた詩人の一人とされ、その作品はロシア文学における最高傑作の一つと見なされています。
生涯と経歴
アレクサンドル・セルゲーエヴィチ・プーシキンは、1799年にロシア帝国のモスクワで生まれました。彼は貴族の家庭に生まれ、幼少期から優れた教育を受けました。詩作に早くから情熱を燃やし、14歳のときには最初の詩を書いています。
プーシキンはロシア文学の黄金時代に活躍し、ロマン主義の影響を受けながらも、ロシアの伝統や文化を取り入れた作品を多く生み出しました。彼はまた、政治的な言及や社会的な批評も行い、ロシア社会の問題にも関心を寄せました。
主な作品と業績
1 **詩作** - プーシキンの詩はロシア文学の中でも特に称賛され、彼の作品はロシア語の音楽的な美しさと深い哲学的洞察を特徴としています。彼の詩の中には『ブロンズの騎士』(The Bronze Horseman)や『冬の物語』(Winter Morning)など、ロシア文学の古典とされる作品が数多く含まれています。
2 **長編詩『エヴゲーニイ・オネーギン』(Eugene Onegin)** - この作品はプーシキンの最も有名な作品の一つであり、19世紀のロシア社会を舞台にした恋愛物語です。この詩はロシアの文学的名作として高く評価され、後世の作家や音楽家に多大な影響を与えました。
3 **小説『キャプチャー』(The Captive of the Caucasus)** - プーシキンの初期の作品であり、コーカサス地方の風景や文化を描写した詩です。彼は自身の旅行体験をもとにしたこの作品で、ロシア文学におけるロマンティックな主題や自然の描写の優れた例を示しました。
影響と遺産
プーシキンの文学的遺産は、ロシア文学にとどまらず、世界の文学にも大きな影響を与えました。彼の作品は音楽化され、オペラやバレエの題材となり、世界中で広く愛されています。彼の詩の多くはまた、その美しい韻律と言葉の選び方から、ロシア語学習者や詩人にとっての手本となっています。
死とその後
プーシキンは1837年に決闘で命を落としました。彼の死後、彼の文学的遺産はロシアの文化史の中で永遠の輝きを保ち続け、彼の詩や小説は世界中で読み継がれています。
プーシキンは、はじめて作品のなかに積極的に口語を取り入れて独自の語りの文体を作り上げて近代文章語を確立し、さらに新しい国民文学をも確立して後代のロシア文学に影響を与えた。ヴィッサリオン・ベリンスキーは、最初の国民詩人としてプーシキンを評価している。プーシキンの死を知った詩人ミハイル・レールモントフは、「詩人の死」という題名の詩を書き、殺害者としての上流社会を告発した。

『エヴゲーニイ・オネーギン』の主人公オネーギンは、ロシア社会になじめない青年の典型とされた。ヒロインのタチヤーナは情熱的な女性で、貴族の出身でありながら農民文化の理解者でもあり、その後のロシア文芸の女性像に影響を与えた。
決闘によって死ぬ以前、プーシキンは強運の持ち主として知られ、数多くの決闘で、自分は一切撃たず、相手に撃たせ、いずれも弾が外れ、当然の如く笑って済ませていたという逸話がいくつかある(死ぬこととなる決闘においても、出血して怒りの形相だったのが、最後の方では周囲に笑っていたとされる)。

逸話1:若い友人と詩の事から喧嘩となり、決闘に至ったが、平然と笑いながらプーシキンは彼が撃つのを待ち、弾はそれた。大声で笑いながら友人の身体を抱いて手を握った。侮辱されたと思った友はしきりに撃てというが、「僕のピストルはね、雪が詰まっちまったんだ」といって笑いながら撃たなかった。
逸話2:南ロシア・キシニェフの事。ある参謀将校(『人間の死にかた』の逸話を原文ママ)とバカラ賭博の事で決闘に至った。プーシキンはピストルの代わりに一袋の桜桃を持って立っていた。相手が狙っている間、終始桜桃を頬張り続け、弾が外れると、「どうだ、得心がいったか?」といい、笑いながら立ったままだった。
逸話3:有名なピストルの名手(『人間の死にかた』原文ママ)の軍人との決闘話。吹雪の中、夜会でも行くような気持ちで行ったプーシキンだが、この時は、双方とも2発撃った。しかし互いに2発とも外れたとされ、介添に促されて中止になった。水のような彼の冷静さは常に友人達を驚かせた。
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