ジャンヌ・モロー 名人・名言集
ジャンヌ・モロー(Jeanne Moreau) 生誕:1928年1月23日。フランスの女優・歌手。
ジャンヌ・モロー(Jeanne Moreau)は、フランスの女優であり、世界的に有名なフィルム・ノワールの女王として知られています。彼女はそのキャリアの中で、多くの名作映画に出演し、多くの賞を受賞しました。
モローは、実験的な演技スタイルと知的な魅力で知られており、フランス映画界のアイコンと見なされています。彼女は、フランソワ・トリュフォーやジャン=リュック・ゴダールなどの名だたる映画監督と共演し、その演技力と才能を発揮しました。
彼女の代表作には、『アマールコルド』、『愛すべき女』、『ジュールとジム』などがあります。モローはそのキャリアを通じて、フランス映画の黄金時代に重要な役割を果たし、国際的な名声を築きました。
フランスとイタリアの映画製作者にとって、私は"一人で生きる女"、"大人の愛を表現し、尊厳を保ちながら人生と愛にまつわる問題を理解する新しい女"、"自分の意志を持った女の代表"なの。これは多分、パリに住んでいるフランス人の女しかなれないでしょうね
★ 恋愛で一番厄介なのは、嫉妬ね。相手と二人きりでいられるだけでいいという情熱的な時期なら何の問題もないわ。
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★でも、やがてそこに仕事が入り込んでくる。特に創造的な仕事は厄介よ。
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★愛する相手が仕事に夢中になり、秘密が出来る。言葉だけではその秘密は説明しきれないわ。
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★その秘密と向き合うのに慣れた時、ふいにその秘密が道の向こう側に行ってしまう。
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★そうすると、別物になるの
★ 結婚するのは重要なことではないわ。大事なことは、愛を持続させることよ
★ 食べるのが好きなのに、きのう何を食べたか思い出せない人がいるけど、私は違う。読んだ本のことはすべて覚えているの。私は本を糧にしているの。読書は私の食べ物よ
★ 真面目に仕事をする俳優はみんなひどく傷つきやすいのよ。いつも自分のすべてを曝け出しているの。皮を剥かれて神経が剥き出しになるような感じ。私達は与え続けなければならないの。とことん要求されるだけ、というのは心が荒むものなのよ
★ 成功はとても危険。失敗は恐怖よ
★ 愛情は神様がくれる贈り物。いつもそれを追い求めないとダメ
★ ひとをよく知るには、その人と寝てみるのが一番じゃないかしら
★ 私は生まれてからずっと好きな男を惹きつける自信をもっていたわ
★ 私は、自分にとって気持ちいいことは悪いことであるはずがないと信じる官能主義者なの
★ 私は、性格的に愚かじゃないし、家で夫の帰りを待ったりしない。気に入らない状況を捨てる勇気があるの。男達は、捨てられた女は泣くものだと信じたがってる。女も男と同じように、荷物をまとめて飛び出すことができると知るのが怖いのね
★ パリの人々は私のことを怪物みたいな女、バビロンの緋色の淫婦だと思ってるのよ。私が肉体関係を持った男達と別れた後もつき合っているから
★ アポリネールが娘に宛てた手紙の中に素晴らしい一説があるわ。『私が愛した人々はこれからもずっと愛していくつもりだ』それでいいじゃない?どんな代案があるというの?彼らを私の人生から締め出せって?
★ 25歳以降は、その女の人生に関わる男は一生そこに留まるのよ。そうじゃなければ悲惨な失敗。自分の選択が間違っていたってことよ
★ 誰かを心から愛し、彼を傷つけるのを知りながら他の相手と恋におちることもありうるわ。とんでもないと思われるのを承知で言うんだけど、できれば女は恋人をすべてキープするべきだと信じているの。私が恋愛した男達みんなと結婚したら、結婚指輪でブレスレットが作れるでしょうね
★ とにかく、恋のときめきがなかったら、ただ生きている昆虫と変わらないわ
★ 恋をすると演技にも波及するのよ。優雅な気分にさせてくれることもあるわ。蘇ったような気分になって、自分のパワーを自覚させられるの
★ 仕事が始まると、突然自分が知らない国にいるように感じる。友人も連れて行けない未踏の地に入ったような。仕事が終われば彼らにそのことについて話せるけど、仕事中は誰もその秘密の地に連れて行けないのよ
★ (42本めの出演作の後)今までのイメージを使い果たしたような気がするわ。
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★ここで新しいことに挑戦しないと、自分の真似をし始めるんじゃないかと不安なのよ。
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★今までとは別人の新しいモローが命を吹き込まれたがってるような気がするわ。人の魂は、広大な未開の地みたいなものじゃないかしら
★ 失恋から回復中じゃないかぎり、いつも恋をしているわ
★ 自由とは、どの男の奴隷になるか選べること
★ 私は自然のサイクルを成熟するプロセスと信じているわ。時機は必ずやってくるものよ。晴れた日もあるけれど、太陽と個人的に会うことはできないのよ
★ (復帰作"Chere Louise"について)とても楽しんでるわ。今まではすべて厄介な夫がいる40代の奥さんの役ばかりだったから尚更ね。40歳の女が二十歳の青年を愛するというアイデアは大賛成よ
★ 60歳の男が二十歳の女と一緒になってもみんな驚かないのに、何故逆だと驚くの?彼が若い女と暮らしたら『よくやった!』と褒めるのよね。何故若い男が歳とった女と暮らしちゃいけないの?
★ みんな好きなように一緒になるのよ。25で老けてる人もいれば、まるで大人にならない人もいる。年齢差はそれを見る人の心にあるのよ
★ 年齢は重要じゃないわ。私達が共通してもっているのは人生なのよ。生きてるってことが重要なの。若く見せることも、若くいることもできる。でも、若さが過ぎ去った後は、感情がもろに顔に出るものよ。若々しい表情が目から消える代わりに、人生の経験が目に現れてくるの
★ どうして私がマダム・モローになれるっていうの?マダム・モローは私の母親よ。私はマドモアゼル・モローなの
★ (恋人ピエール・カルダンとの別れについて)タンゴは一人じゃ踊れないわ
★ 大恋愛は一度ではなく、幾度となくするものよ
★ あるとき私は、恋する男と一緒にベッドに入り、目覚めたら知らない男が隣にいた。ヒステリックにならないイギリス人は、そういったことをこんな風に表現するのよ。『ある朝の紅茶はいつもと違う味がした』ってね
★ 最高の料理ばかり食べてきた人がコックになったら、絶対にまずい料理は作れないはずよ。私はたくさんの偉大な監督と仕事をしてきたから、自分でも映画を作ってみようという気にさせられたの
★ 40歳になったら、芸術家は過去にしがみついて生きることはできないのよ。蓄えた穀物で生きる農民と違って。働き続けなくちゃならないの。蕾が花になるように。立ち枯れないように
★ 女性にとっていい役は本当に少ないのよ。それは男性の脚本家経ちが現実の女性を知らないから。彼らが寝たり仕事したりする女は、すべての女を代表しているとは言えないわ
★ ウーマン・リブが何もかも変えてしまった。これからは男達が女についてますます描けなくなるんじゃないかしら?これは正しい反応だと思うわ
★ 性的な慣習が変わりつつある今、脚本家たちは恋愛中の男女の関係をどう書いていいのか分からなくなってるみたい。少なくとも、私の映画に出てくる女たちはリアルよ
★ 平等はいちばん手に入れにくいものよ。でも幸福は手に入れやすいわ。馬の前にぶらさげたニンジンのように掴めそうで掴めないわ
★ 私は女達を賞賛しているの。ありのままの姿を彼女たちに示そうと思ったの。男達が示す姿ではなくてね
★ イングマール・ベルイマンのように、自分の女性的な部分を生かして素晴らしい女性の映画を撮る監督もいるわ。どの男性にも女性的な部分があるのよ。女性にも男性的な部分があるのと同じにね。私達はみんな両方の要素を持っているわ。問題は、それを示すかどうかよ
★ (「ラスト・タイクーン」監督エリア・カザンについて)私達はすぐ共感し合ったわ。カザンは私と似ていると思う。曖昧さを残しておくのが好きなのよ
★ サッジ(監督エリア・カザン)は俳優を称賛し、やっつけないタイプなのよ。カメラが回り始めると彼がウットリしているのが分かるの。そういう監督だと彼を喜ばせるためならエベレストにも登ろうという気になるわ!
★ (ハリウッド映画での撮影現場にて)大型予算のアメリカ映画がどうやって作られるか知ってるでしょ?香盤表、送迎車、テイクの間には防音スタジオにいたりせず自分のトレーラーに引き上げる。私は防音スタジオにずっといたわ。フランスではいつもスタジオで作業を見守っていたの
★ (二番めの夫で映画監督ウィリアム・フリードキンについて)彼にプロポーズされたので結婚したのよ。彼の勇気に感心したけれど怖かったわ。でも後悔はしてないわ。プロポーズされたとき、魔法の糸みたいなものを感じたの
★ 結婚制度は、神聖な意味をすべて見失ったんじゃないかしら
★ \"セックスの自由\"は、官能的で性的な関係を冒涜してきたと思うのよ。
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★セックス革命の記事を読み、\"何でも思い通りにやり、欲望を抑え込まない\" それは真実であって真実ではないと自分で知ってるはずよ
★ 結婚には神聖な意味がつきまとっているわ。人は生きていく上でシンボルが必要なんでしょうけれど。別に教会や市役所の人達の前に進み出ることはないのよね
★ ビル(ウィリアム・フリードキン)は私が仕事で留守にしたのを怒ったんだと思うわ。放り出されたような気分だったんじゃないかしら。でも、私もつまるところ"監督"なのよね
★ ビル(ウィリアム・フリードキン)との結婚は、実にすごい経験だったわ。ものすごく苦痛で激しかったけれど、私の人生にとって重要な意味があったから経験してよかったと思ってるの
★ あまりにつらくて死ぬんじゃないかと思う瞬間もあったけれど、そこから抜け出してみれば「生き延びられて幸運だった」と感じるものよ
★ アメリカは大好きよ。成功に懸ける彼らの生き方が好き。分かりやすくて
★ あの結婚のずっと前にもアメリカにいたことがあるし、とても楽しかった。でもそこで暮らした時期は悲惨だったわ。結婚がうまくいかなかったから。場所の問題じゃないの。どこの国でも同じよ。男と女の問題ですから
★ 私の歳になると、いろんなことが見えてくるの。私の周りで地球も歳をとっていくのが見える。かつての若木が大木に育ったり。すべてが統合されているのを感じるわ
★ 年齢は愛情から私を守ってくれないけど、愛情は私を年齢から守ってくれるわ
★ (ベルイマンについて)彼とならスクリプト・ガールでもいいから一緒に仕事がしたい
★ 私にとって人生とは何かをするために与えられたもの
★ (バルドーについて)ブリジットはチャンピオン、私はチャレンジャー
★ 監督は、女優のことをいろいろ知っていて、とてもよく見ているわ。彼女の中に隠された人格の源を理解しなければならないのよ。優れた監督なら、女優を最大限に生かそうとするはずよ。女優に魅了されれば、必然的に一種の“恋愛”関係が生まれるものよ
★ あのころは、心が休まるときはなかったの。自分が美しくないことをいやというほど知っていたから。私の容姿のことを褒めてくれようとする人たちは、『あなたを見るとベティ・デイヴィスを思い出す』と言うの。とても親切で、本当に素晴らしいことよ。ただ、私がベティ・デイヴィスに我慢がならないだけ
★ 役者にとって必要なのは、包み込まれる意識、役柄への無意識の精通、それだけよ。その役の実体験を追及するのは、無意味なことだわ。一週間で本当にそれを理解できると思うなんて馬鹿げたことよ。人が『俳優業』なんて言ってるのを聞くと、ぞっとするの。『あなたは本物のプロだ』と言われるのは、もう最悪ね
★ 父は私にレストランの持ち主と結婚させたかったのよ。そうなったらその男を殺して刑務所に入るはめになっていたかもしれないわ!
★ 男にとって女は永遠の謎。だから次の女でその謎を解こうってわけね
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