icon高村光太郎 名人・名言集

由来:高村光太郎 名人・名言集
高村光太郎  名人・名言集
高村光太郎(たかむら こうたろう)生誕:1883年(明治16年)3月13日。 出身:東京府東京市下谷区(現:東京都台東区東上野)。 詩人・彫刻家。死去:1956年(昭和31年)4月2日。 高村光太郎(たかむら こうたろう)は、明治時代から大正時代にかけて活躍した日本の詩人であり、日本近代詩の先駆者の一人です。以下に彼の要点を示します。
生涯と業績
1 **生い立ちと教育:** 1867年、京都に生まれました。幼少期から文学に親しむ家庭で育ち、京都府立第三中学校(現在の京都府立洛北高等学校)を経て、東京帝国大学文科大学(現在の東京大学文学部)に進学しました。
2 **文学の道へ:** 大学在学中から詩作を行い、その才能が認められて詩社「潮」に所属しました。卒業後は教師として働きながら文学活動を続け、明治末期には文芸雑誌に作品を発表しました。
3 **詩人としての活動:** 高村光太郎は、自然や日常の風景、人間の内面などをテーマにした感傷的で叙情的な詩を多く残しました。その作風は繊細でありながらも深い哲学的な洞察力を示し、多くの読者に愛されました。
4 **代表作:** 代表作には、「みだれ髪」「秋風に」などがあります。彼の詩には日本の風土や四季の移ろい、人間のさまざまな情念が織り込まれており、日本の詩の新たな方向性を示すものでした。
5 **文学運動への参加:** 高村光太郎は、当時の文学運動にも積極的に参加し、自然主義や新詩の理念を受け入れました。しかし、彼は独自の感性と表現を持ちながらも、その時代の流行や潮流に柔軟に対応しました。
6 **没後の評価:** 高村光太郎の詩は、その美しい言葉と深い感性によって多くの読者に愛され、日本の近代詩の発展に大きな影響を与えました。彼の詩は今なお多くの人々に読まれ、その名声は未だに色あせることはありません。
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同属を喜ぶ人間の性に僕はふるえ立つ 声をあげて祝福を伝える そしてあの永遠の地平線を前にして胸のすくほど深い呼吸をするのだ

名人・名言集

★ しかし四方は気味の悪いほど静かだ 恐ろしい世界の果てへ行ってしまうのかと思うときもある 寂しさはつんぼのように苦しいものだ 僕はその時また父にいのる 父はその風景の間にわずかながら勇ましく同じ方へ歩いてゆく人間を僕に見せてくれる

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★ 僕の前には広漠(こうばく)とした岩疊(いわだたみ)な一面の風景がひろがっている その間に花が咲き水が流れている 石があり絶壁(ぜっぺき)がある それがみないきいきとしている 僕はただあの不思議な自憑(じひょう)の督促のままに歩いてゆく

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★ 僕は心を集めて父の胸にふれた すると僕の足はひとりでに動き出した 不思議に僕はある自憑(じひょう)の境を得た 僕はどう行こうとも思わない どの道をとろうとも思わない

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★ 僕ははじめ一歩も歩けない事を経験した かなり長い間冷たい油の汗を流しながら一つところに立ちつくして居た

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★ 僕の肩は重くなった そして僕はもうたよる手が無くなった 無意識にたよっていた手が無くなった ただこの宇宙に充ちている父を信じて自分の全身をなげうつのだ

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★ 僕は武者ぶるいをした 僕は子供の使命を全身に感じた 子供の使命!

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★ そしてその気魄(きはく)が宇宙に充ちみちた 驚いている僕の魂はいきなり「歩け」という声につらぬかれた

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★ 丁度そのとき事態は一変した にわかに眼前にあるものは光を放射し 空も地面も沸く(わく)様に動き出した そのまに自然は微笑をのこして僕の手から永遠の地平線へ姿をかくした

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★ 子供になり切ったありがたさを僕はしみじみと思った どんな時にも自然の手を離さなかった僕は とうとう自分をつかまえたのだ

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★ あのやくざに見えた道の中から 生命(いのち)の意味をはっきりと見せてくれたのは自然だ 僕をひき廻(まわ)しては目をはじきもう此処(ここ)と思うところで さめよ、さめよと叫んだのは自然だ これこそ厳格な父の愛だ

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★ そして僕はここまで来てしまった このさんたんたる自分の道を見て 僕は自然の広大ないつくしみに涙を流すのだ

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★ ふり返ってみると 自分の道は戦慄(せんりつ)に値する 支離滅裂(しりめつれつ)な またむざんなこの光景を見て 誰がこれを生命(いのち)の道と信ずるだろう それだのにやっぱりこれが生命(いのち)に導く道だった

名人・名言集

★ 何という曲がりくねり迷いまよった道だろう 自堕落(じだらく)に消え滅びかけたあの道 絶望に閉じ込められたあの道 幼い苦悩にもみつぶされたあの道

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★ 道は僕のふみしだいて来た足あとだ だから道の最端にいつでも僕は立っている

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★ どこかに通じている大道(だいどう)を僕は歩いているのじゃない

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★ 時々 内心 おどろくほど あなたは だんだん きれいになる

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★ あなたが 黙って 立ってゐると まことに 神の造りしものだ

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★ をんなが をんなを 取りもどすのは かうした 世紀の修行によるのか

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★ 見えも外聞も てんで 歯のたたない 中身ばかりの 清冽な 生きものが 生きて動いて さつさつと 意慾する

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★ 年で洗われた あなたのからだは 無辺際(むへんさい)を飛ぶ 天の金属

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★ 詩学は詩の屍体解剖である

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★ いくら非日本的でも、日本人が作れば日本的でないわけには行かないのである

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★ 智恵子は遠くを見ながら言う 阿多多羅山の山の上に 毎日出ている青い空が 智恵子のほんとの空だという あどけない空の話である

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★ どんよりけむる地平のぼかしは うすもも色の朝のしめりだ

名人・名言集

★ ああ、自然よ。父よ。僕を一人立ちに指せた廣大な父よ。僕から目を離さないで守る事をせよ。常に父の気魄を僕に充たせよ。この遠い道程のため。この遠い道程のため

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★ 悪魔に盗まれそうなこの幸福を 明日の朝まで何処へ埋めて置こう

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★ 一生を棒にふって人生に関与せよ

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★ 老人になって死でやっと解放され、これで楽になっていくという感じがする。まったく人間の生涯というものは苦しみの連続だ

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★ 人を信じることは人を救ふ

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★ わがこころはいま大風の如く君にむかへり

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★ 詩の翻訳は、結局一種の親切に過ぎない

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★ 進歩は実に遅く不確かなものです。やがて出しぬけにそれがひらかれます。人は前に出ます。けれども暗中模索の幾年かあとの事です

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★ わたしの手からとつた一つのレモンを あなたのきれいな歯ががりりと噛んだ トパアズいろの香気が立つ

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★ そんなにもあなたはレモンを待つてゐた かなしく白くあかるい死の床で

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★ 私は驚いて空を見る。桜若葉の間に在るのは、切つても切れないむかしなじみのきれいな空だ

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★ 智恵子は東京に空が無いといふ、ほんとの空が見たいといふ

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★ ――何といふ光だ 何といふ喜だ

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★ 僕にとつてあなたは新奇の無尽蔵だ

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★ 僕はあなたをおもふたびに 一ばんぢかに永遠を感じる

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★ 私の生(いのち)を根から見てくれるのは 私を全部に解してくれるのは ただあなたです

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★ 世界がわかわかしい緑になつて 青い雨がまた降つて来ます

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★ 小鳥のやうに臆病で 大風のやうにわがままな あなたがお嫁にゆくなんて

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★ いやなんです あなたのいつてしまふのが――

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★ 日常の瑣事にいのちあれ 生活のくまぐまに緻密なる光彩あれ われらのすべてに溢れこぼるるものあれ われらつねにみちよ

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★ 汝を生んだのは都会だ 都会が離れられると思ふか 人間は人間の為した事を尊重しろ 自然よりも人口に意味ある事を知れ

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★ 自然に向へ 人間を思ふよりも生きた者を先に思へ 自己の王国に主たれ 悪に背け

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★ 命の糧は地面からばかり出るのぢやない 都会の路傍に堆く積んであるのを見ろ そして人間の生活といふものを考へる前に まづぢつと翫味しようと試みろ

名人・名言集

★ 貴様一人や二人の生活には有り余る命の糧が地面から湧いて出る 透きとほつた空気の味を食べてみろ そして静かに人間の生活といふものを考へろ

名人・名言集

★ こころよわがこころよ ものおぢするわがこころよ おのれのすがたこそずゐいちなれ

名人・名言集

★ みしらぬわれのかなしく あたらしきみちはしろみわたれり さびしきはひとのよのことにして かなしきはたましひのふるさと

名人・名言集

★ かぎりなくさびしけれども われはすぎこしみちをすてて まことにこよなきちからのみちをすてて いまだしらざるつちをふみ かなしくもすすむなり

名人・名言集

★ 土壌は汚れたものを恐れず 土壌はあらゆるものを浄め 土壌は刹那の力をつくして進展する

名人・名言集

★ お前の第一の為事は何を措いてもようく眠る事だ 眠つて眠りぬく事だ 自分を大切にせよ

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★ 心の地平にわき起るさまざまの物のかたちは入りみだれて限りなくかがやきます。かうして一日の心の営みをわたしは更け渡る夜に果てしなく洗ひます

名人・名言集

★ 予約された結果を思ふのは卑しい。正しい原因に生きる事、それのみが浄い

名人・名言集

★ 彼は人間の卑小性を怒り、その根元を価値観に帰せり

名人・名言集

★ 五臓六腑のどさくさとあこがれとが訴へたいから 中身だけつまんで出せる詩を書くのだ。詩が生きた言葉を求めるから 文(あや)ある借衣を敬遠するのだ

名人・名言集

★ わたくし事はけちくさいから 一生を棒にふつて道に向ふのだ

名人・名言集

★ 人間のからだはさんぜんとして魂を奪ふから 裸といふ裸をむさぼつて惑溺するのだ

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