デットマール・クラマー 名人・名言集

デットマール・クラマー(Dettmar Cramer)
生誕:1925年4月4日
ドイツ・ドルトムント出身のサッカー選手、指導者
死去:2015年9月17日
引用:fussballbotschafter de
彼は半分ハーフ(MF)で、半分フォワードという役あった。だからフォワードはガリンシャ、ペレ、ババの3人のときもあれば、ザガロが加わって4人になるときもあった。ミッドフィルダーは二人でなく3人のときが多かった。4人のディフェンダーのうちジャウマ・サントスも前に出たから、4-2-4というより、4-3-3、きわめて流動的なものだったと説明した。4-2-4と発言した彼の言葉なのだ
★ フィオラによると、二人のミッドフィルダーとされていたジトとジジのうち、ジトは攻撃的で相手をマークするのは得意ではなかった。そこで、やや深い位置に置き、フォワードの左サイドのザガロを後退させた
★ 1958年のブラジル。あの若きペレがいて、ワールドカップで初優勝したこのチームのフォーメーションは、4-2-4だと歴史の上でも言っている。その発言者はビセンテ・フィオラだが、私がこのときに彼から直接聞くと、フィオラは4-2-4じゃないと言った
★ クラマーの5つの提言
★1.国際試合の経験を数多く積むこと
★2.高校から日本代表チームまで、それぞれ2名のコーチを置くこと
★3.コーチ制度を導入すること
★4.リーグ戦を開催すること
★5.芝生のグラウンドを数多くつくること
★ コックが多すぎるとスープがまずくなる
★ 背を向けて去るな。みんな必要な人間なのだ
★ 君は今たいへんなことをやろうとしている。たいへんなことだからすばらしいのだ。すばらしいことをする人間がくじけてはいけない
★ せっかくここまで盛り上がったサッカーだ。これを栄えさせるかすたれさせるかは君たちの肩にかかっている
★ ガールハントをし酒を飲み煙草も吸いながら一流のプレーヤーになろうと思ってもそれは不可能だ。サッカーは心の教育の場である
★ システムというのはスーツみたいなものだ。私に合うスーツでも、別の人には合わないことがある。テーラーが、その人に合わせてスーツを仕立てるように、選手たちに合わせてシステムを考えるのが当然だろう
★ ミュラーの話と同じように、中田英は自分の才能の上に試合経験を積み、プラクティスを繰り返し、パスを出した後の動きでも素早く的確にできる
★ 中田英に後方のミッドフィルダーをさせたの?彼はそういうところでも十分できるだろう。彼は深いポジションからでも、必要なら攻撃に出ていくだろう。彼はパスをした後も休まずに動くからね
★ 1954年にドイツがワールドカップに優勝したときに、フリッツ・バルターがいた。彼は若いときは得点王だったが、54年は中盤からパスを送ってドイツの攻撃を組み立て、チャンスを作った
★ 中田英はシュートも上手だが、長いパスも素晴らしい
★ 日本選手のスキルは、ずいぶん上達した。45年前に私が来日して日本代表を作り上げるときに、日本人の機敏さと、勤勉さを生かすためにスキルの上達が何よりと考えた。2002年でも、そのことが証明された。そして、いまは国際的な経験を積んだ選手もいる
★ 昨夜の試合でも、カマモトがいれば、すっかり変わったものになっていたんじゃないか――と古い仲間が冗談めかして言っていた
★ 高い技術を駆使して、チーム全体に見事なハーモニーのある美しいサッカーをしよう。そういうチームを作りたいという考えもある。しかし私に言わせれば、サッカーでは効果的(エフェクティブ)ということが大切。効果的というのは点を取ることであり、それこそ、サッカーの美しさなのだ。なぜなら、サッカーは相手よりもより多く得点することで勝つのだから
★ スキルは大切に違いない。多分、サッカーでは最も重要なものの一つだろう。しかし、あまりにもスキルにこだわると現実的でなくなる。サッカーで現実的というのは得点をすること(失点を防ぐこと)。そこを考えなくてはならない
★ 多くのコーチは技術の高い、美しいプレーをする、パスワークの素晴らしいチームを作ろうと夢を見るものだ
★ 才能ある者がトレーニングをし、自分のプレーをオートマティックにできるようにしていくことが大切だ
★ シュートの練習を見ると、たいていエリアの外に誰かが立ってボールを集め、誰かが出すパスをシュートする形が多い。それもペナルティー・エリアの外のだいたい20メートルの距離で蹴っている。長いシュートは大切な武器に違いないが、エリア内での確率が高いのに、こういう練習が多いのは不思議だね
★ 得点の80パーセントはペナルティー・エリア内のシュート(ヘディングも含めて)から決まることが統計で出ている
★ ゲルト・ミュラーは、ドイツ代表の61試合で68得点。この70年と次の74年の2回のワールドカップで、通算14ゴールを挙げた。偉大なペレでさえ4大会出場して12得点だから、ゲルト・ミュラーの得点能力の素晴らしさは、この数字でも明らかだ
★ 1966年のドイツ代表のストライカーはウーべ・ゼーラーだった。1970年にはゲルト・ミューラーが力を付けてきた。70年のワールドカップで二人のスター・ストライカーは、互いに見事に、それぞれの役割を演じた
★ 経験あるプレーヤーの間には、互いに話し合えば解決できないことはない。こういう問題では、まず互いの心が大切だ。そのマインド・バリアー(心の壁)を超えれば、あとはプレーをどうするか。そこからは練習なんだ
★ 二人の間で話し合うこと。そして、互いの仕事のやり方を理解すること。それと反復練習をしなければならない。そうすれば、うまくいくものだ
★ 経験あるプレーヤーは、いつドリブルするか、いつパスを出すかというタイミングを知っている。こういうタイミングを心得たプレーがなければ、フィニッシュは成功しない
★ 経験を積んだプレーヤーは、スキルを、どこで、いつ生かすかを心得ている。いまドリブルするのか、パスするのかの判断もできる
★ たとえばキラーパス。相手の二人のディフェンダーの間を通すスルーパスにミスが多かった。これも効果的でなかった一つだ。その大きな理由は、最も経験があるプレーヤーが出ていなかったことだ
★ この試合では、選手たちはスキルを見せた。しかし効果的ではなかった。つまりゴールを奪うプレーができなかった
★ 試合の後で、多くのコーチやメディアでそうした話が出た。私は、ジーコはそうは思っていないだろうと言った
★ とても忙しい試合だったね。スピードが速過ぎた。日本がゲームをコントロールし、攻撃ではチャンスが10回もあって、簡単に勝てそうにも見えたが、ゴールを奪えなかった
★ (チャンピオンズリーグで優勝したリバプールも、イングランドの選手は二人だけだったことについて)クラブではそれで良くても、ナショナルチームとなると問題になるのだ
★ 多くの問題があって…。クラブにはジュニアにいい選手がいても、トップチームへ上がっていけない状態が続いている
★ キーガンねぇ。いいプレーヤーだった。私がバイエルン・ミュンヘンの監督をしていたとき、彼が欲しくてチームに入れようとした。いいところまでいったのだが、結局は獲得できなかった。金額面で合わなかったのだ
★ 第1回の掲額に招かれてとてもうれしく、光栄に思っている。功労者を讃えるこういう制度はドイツにもまだできていない。素晴らしいことだと思う
★ サッカーは理論ではなく、試合を通して学べるもの
★ きちんと基礎を固めてこそ、その上に立派なものが建つ。基本がしっかりしていないものは、いつかは崩壊する
★ 私はサッカーを好きではない、心から愛している
★ 人間は暗い気持ちの時は耳を塞いでしまう。そんな時には、どんな名言も届かない。しかし、心を開いている時なら、苦言でも受け入れることが出来る
★ ドイツ人にゲルマン魂があるように、君たちにも大和魂がある
★ 選手一人一人の個性を知らずして、どうして良い指導ができるんだ。コーチは、常に選手と共にあるべきだ
★ よい準備がなければ、よい試合はできない
★ タイムアップの笛は、次の試合へのキックオフの笛だ
★ おお、トゥルー・フレンドが来た。ドイツでも勝てばいっぱい役員たちが来るが、負ければ誰も来ない。こういうときに来てくれるのが真の友だ
★ 点差は少ないが、力はプロとアマほどの違いがある
★ 最高の瞬間は日本がメキシコ五輪で銅メダルを獲得したときです。私は、あれほど死力を尽くして戦った選手たちを見たことがない
★ 君たちに大和魂はあるのか
★ おのれの役割をまっとうした人間ほど美しいものはない
★ 日本の選手はボールを受け、トラップをして、前を向いてシュートするのに、イチ、ニ、サンという調子だ。ドイツの選手は、イチ、ニでやる。しかしブラジルの選手はすべてをイチでやってしまう
★ (ベッケンバウアーに対して)君のようなやり方は前例がない。しかし、このまま続けなさい
★ ボールコントロールは、次の部屋に入る鍵だ。この鍵さえあれば、サッカーというゲームは、何でもできる
★ 勝った時に友人は集まる。しかし本当に友人を必要とするのは負けた時である
★ サッカーに上達の近道はない。不断の努力だけである
★ サッカーは人生の鏡である。そこには人生のあらゆるものが映る
★ サッカーというのはすべてシンプルなもので、難解にすることはない。その人物の才能を見抜くには、チームでプレーさせれば一目瞭然だ
★ サッカーには人生のすべてがある。特に「男」にとって必要なすべてが
★ サッカーが人生で、サッカーで生きていた。まるで、はやりの病気のように私に、その熱狂をうつしたよ
★ 重要なのは負けたとしても全力を出すること。もう1回やらせてくれれば勝てる、などと選手たちに思わせてはいけない
★ グラウンドはサッカーだけをやるところではない。人間としての修練の場である
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