片岡愛之助 名人・名言集

六代目 片岡 愛之助(ろくだいめ かたおか あいのすけ)
生年月日:1972年3月4日
出身:大阪府堺市
歌舞伎役者 当代の屋号は松嶋屋、定紋は追っかけ五枚銀杏。
初代 片岡愛之助
七代目片岡仁左衛門の子、生没年調査中。早世。 三代目片岡長太夫 → 初代片岡愛之助
二代目 片岡愛之助
八代目片岡仁左衛門の門人、生没年調査中。 初代市川万五郎 → 二代目片岡愛之助 → 四代目片岡長太夫
三代目 片岡愛之助
八代目片岡仁左衛門の門人、cc年 - 1861年。 四代目尾上菊三郎(音羽屋)→ 五代目片岡長太夫 → 三代目片岡愛之助
四代目 片岡愛之助
十代目片岡仁左衛門の門人、1881年 - 1927年。のち初代中村霞仙の門人。 北村大五郎(末廣屋)→ 中村霞香(末廣屋)→ 四代目片岡愛之助
五代目 片岡愛之助
初代中村鴈治郎の門人・中村成若の養子、1904年 - 1973年。のち十二代目片岡仁左衛門の門人。 市川新左衛門(成駒屋)→ 片岡我久三郎 → 五代目片岡愛之助
六代目 片岡愛之助
二代目片岡秀太郎の養子、1972年 - 。当代。はじめ十三代目片岡仁左衛門の部屋子。 片岡千代丸 → 六代目片岡愛之助
イメージや雰囲気というのは、自分が見せようと思っても見えない場合もありますから、とても難しい
★ 今回のライダーは、所謂アウェイ(笑)。こういうのは現場に入らないとわからない部分はあるので、もう現場との駆け引きにもなりますね
★ ただ、やはり芝居というのはひとりでできるものではなく、相手の役者との受け答えの連続なので、どんなトーンなのか、相手の立場や心情はどうなのか……自分の役柄だけではなく、外的要因も関係してきます
★ 役作りはオーソドックスだと思いますよ。内面、中から構築していって、プラスアルファでどれだけ色づけしていくか。役柄によりますけども
★ こらえるという抑止はいらず、むしろ発散することが"悪"の心情に繋がります。実は、悪役こそストレスがたまらないんですよ
★ 演じる上でも実際の主人公の心情でも。主人公がどれだけ痛めつけられるかで、お客さんも「あーかわいそう! がんばれ!」と感情移入する。だから、いかにして主人公に負荷をかけるかというのが、悪の定義
★ 歌舞伎の役でも同じで、だいたいの正義、だいたいの主人公は(演じていると)けっこうストレスがたまります(笑)
★ 人に悪いことをするという行為は日常的ではないでしょう? 例えば、蹴り飛ばして、踏みつけて、高笑いすることって普通はない。非現実的なんです
★ ストレートな悪役が組み上げられていきます。悪役は楽しいですよ
★ あとは、動き。ボスキャラのような大きな存在になればなるほど、あまり動かない。仁王立ち。あまり動かず、動じず、堂々とすることで役は大きく見えてくる
★ ただ、ちょっとしたストップモーションでぐっと睨みを効かせる――歌舞伎で言うところの"見得を切る"ようなことを期待されていたので、眼力はかなり入っています
★ 最初から"悪"という存在感を全面に押し出すべきなのか、徐々にせり上がってくるものなのか、金田監督に聞くと「出てきたらドーン!」とおっしゃっていたので(笑)
★ スタッフさんは「これ原始的な形なんで……」って言っておりましたが(笑)
★ 面白いな、どこでもできるじゃん! って
★ そこでスーツアクターさんが入ったマルスが同じ位置に入り「よーいスタート! はい!」とライダーが動き出して撮影が再開する――特撮の現場では当たり前のことかもしれませんが、これには驚きました
★ 驚いたのは、ライダーはどんな場所でも変身できてしまう。こうして(体を動かして実際に変身ポーズをとる)変身する……するとスタッフさんが「はい! ここでストップしてください!」と手と顔の位置を合わせ、「はい! では、愛之助さんはこちらに」と僕は掃けます
★ 正直言うと、最初は恥ずかしかった(笑)。ただ、やっているうちにどんどん癖になる自分もいて
★ 平成ライダーの変身は、バーッ、ビャーッ、ババーン! と高速で動くか、あるいは最小限に留めるかどちらかの印象がありましたから
★ ある意味古風ですよね。そこが歌舞伎っぽいといえば、歌舞伎っぽい。確かにゆっくり腕を回転させるのは、1号をはじめとした昭和ライダーの変身! を彷彿とさせますね
★ 伝わってよかった(笑)
★ やってらっしゃる方も多いと思うんですけど、Twitterとかでぜひ「半沢直樹」とつぶやいてください
★ 夫婦であったり親子であったり新婚であったり、敵であったり味方であったり、理不尽なことをされたり、日常「ああわかるわかる」みたいなことがたくさん含まれていますので、これを見ていい家族を築いていただき、そして「来週どうなるのかなあ」と思っていただきたいですし、そうなるようにしたいです
★ いろんな年齢層の方がご覧になっても楽しめるドラマになっていると思います
★ これは連続ドラマですから、ぜひ毎週、習慣として連続してみてください
★ 誰にやられるのかということではなく、自分が「悔しい」と思えばそれをバネにまたいいお芝居をする、さらに精進しなきゃ、と思うでしょうね
★ ぼくらは一生修行で今も修行の身で、終わりがありません
★ 芝居に関しては、それをバネによりよい芝居をするということでしょうか
★ でも、ちょっとの待ち時間にお話したりすると面白くて、優しい方ですね。向き合うシーンは火花が散る感じなんですけれど、現場は和気藹々とやらせていただいています
★ 黒崎は、仕事はキッチリしている人です。黒崎から見れば半沢は邪魔者で「また余計なことして」、という気持ちが常々あるのですが、半沢も黒崎も、立場が違うだけで向いている方向は一緒だと思うんです。そういう意味で、堺さんは今回初めてご一緒するんですけれど、本当にどこからみても半沢という感じで、すごくやりやすいです
★ 半沢はお父さんがあんな死に方をしているので、銀行や上に対してああなってしまうのは当然だと思うし、わかる気がします。たぶん視聴者の方も共感して、「なにあのオカマ」と、ぼくのことを大嫌いになると思いますね(笑)
★ 半沢側から見ると、「なんてことしてくれるんだ!」という感じですよね。国税のやり方なのか、この人のやり方なのかはわからないけれども、手段を選ばない人なんでしょう
★ 何より、ジャイさんともう一度お仕事できるということがすごく嬉しいです。スケジュールに関しても、きっと神様が「この仕事しなさい」って、うまい具合に空けてくださったんですね
★ ぼくは2枚目とか王子様的な役より、こういう役をしたかったので楽しいです。喜んで務めさせていただいています
★ でもうまい具合にあけられそうになってから、作品や役柄について聞いて、原作を読んでみたら、なるほどこれはいいキャラだなと思いましたね
★ 最初は、監督のジャイさんに電話をもらったんです。ジャイさんとは以前2回ほど仕事をさせてもらったことがあるんですけれど、本当に久しぶりで「実はドラマを撮るんですけど」と言われたのですが、ぼくは来年再来年まで仕事が詰まっているから、絶対無理だと思ったんです
★ 演じていると、どこまでやっていいのか限度がわからなくなって、「そんなにやりすぎないでいいです」と言われてしまっています。細かいバランスは監督のジャイさん(=福澤監督の愛称)が見て下さっているので、そこはお任せしています
★ このドラマでは、そういうことがなるほどと思うくらい描かれています。いろんな人物を参考にして作っているので、特定の誰かというわけではありませんよ(笑)
★ あのおネエ口調のキャラクターがどこからきたのかは謎ですけれど、演じるにあたり、ぼくが研究した中では、こういうタイプの人はいろんなことにものすごく細かいですね
★ ぼくの演じる黒崎は、悪の根源という訳ではありませんが、いやらしいというか粘着質です
★ もちろん好きな役、憧れの役はありますけど、実際やるときに限られた条件の中で何がベストかを考えられるようになってきたのかな
★ そんな風に変わってきたのは、自分が芯の役をやらせてもらうようになってからですね。全体を見られるようになりましたから
★ 昔みたいに「あの役がカッコいいから」とか「あの主役がやりたい」とかそういう気持ちは、今は全くありません
★ だから、この出演者でピタッとくる演目は何だろう、という考え方になりましたね
★ 自分がこの役をやりたいからという思いだけで周りが揃っていないのに無理な演目をやろうとすると、ガタガタになりますから
★ 昔は、やりたい役、憧れの役、好きな役がいっぱいありましたけど、最近はないんです。というのは、芝居はひとりじゃ出来ないって、実際やらせていただいて本当に実感しているから。まず相手役が必要だし、周りの方も必要でしょ?誰とやるかが重要なんですよね
★ 観てくださったお客さまの思う通りでいい。だから本当に芝居って難しいなと思いますけど、「またもう一回見たいな」と思えるような作品をみんなで作っていきたいですよね
★ それは十人十色で、あるお客様は「このお芝居は最高だ」とおっしゃるけど、別のお客様は「こんなの芝居じゃないよ」って全く反対のことをおっしゃることもあります。それでいいんです
★ (上方の「匂い」というのは?)やっぱり雰囲気ですよ。それを感じてくださるのはお客様ですからね
★ 全般的に上方のお芝居の匂いを大事にして、少しでも先輩から吸収していければなと思いますね
★ 「僕が上方歌舞伎を担っていかなきゃ」とか、そんな大層なことは思っていません。本当に素敵な先輩がたくさんいらっしゃるし、自分もその中の力の一部になれればいいな、という思いぐらいで
★ ただ、やはり歌舞伎は上方歌舞伎と江戸歌舞伎と両輪回っていなきゃいけないもので、そういう意味では幅広くやりたいなと思っています
★ 上方のお芝居は全般的につとめていきたいですし、後々の世に残していくのが僕らの役目ですから、先輩から教わったことを後者に渡していくということは絶対に必要な作業です。それ以外に復活物とか新作歌舞伎を作っていく、これも大事なことですね
★ 壱太郎さんは、細かく言わずともこっちが芝居でやっていくとわかってくれるのが心強い。上方歌舞伎は成駒屋さんがあって、うちの松嶋屋があるというのが理想的な形ですから、その中に壱太郎さんがいらっしゃるというのは安心ですね
★ うちの父(片岡秀太郎)は教えるのが凄く上手なんですけどね
★ 基本的に僕は人に教えるのが下手なんですよ。細かく理詰めでいくのではなく、感覚でやる方なので
★ 壱太郎さんは最高ですよね。僕はあの年であんなにしっかりしていなかったので凄いなと思います。やっぱり血筋というものを持っていらっしゃるので、言わなくてもわかっていただける。ずっと相手役でやっているから合うというのもありますし
★ いかに女性らしく見せるかという体の使い方や仕草が非常に大事なんです。それは立役でも同じです。殿様なら、いかにも殿様らしく出てくる。雰囲気だけで殿様とわかってもらうというのが大事だし、それがお芝居だと思います
★ いかに「らしさ」をわかっていただくかということですよね。そもそも女方もそうですよね。ご覧になった女性が「私たちより女性っぽいわ」と言ってくださいますが、それは当たり前なんですよ。そうしないと、女装したおっさんですからね(笑)
★ 「役者は普段が大事」とよく言いまして、やはり普段のあり方が芸質に出る訳です。たとえ下品な役をつとめるにしても、本当に汚かったらダメなんです。「下品」って下に品と書く訳ですからね。下品の中にも品が必要です。だからそこには気をつけています。汚さの中に美しさがあるのが、やっぱり歌舞伎でありお芝居ですから
★ 例えば二十歳のお姫様を実年齢の若い人がやるのと、大先輩の70歳の方がなさるのと、どっちのお姫様が可愛いかと言ったら、先輩の方が可愛いんです。これが不思議なことで、やっぱり芸の力なんですよね。見た目の若さや美しさではなく、中からにじみ出てくるお姫様の可愛らしさ。そういうものを追求していけるというのは、僕は歌舞伎役者でよかったなと思いますね
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