デール・カーネギー 名人・名言集

デール・ブレッケンリッジ・カーネギー(Dale Breckenridge Carnegie)
生年月日:1888年11月24日
アメリカの作家で教師にして、自己啓発、セールス、企業トレーニング、スピーチおよび対人スキルに関する各種コースの開発者。
死去:1955年11月1日
ミズーリ州の貧しい農家に生まれ、今日でも支持の高いベストセラー『人を動かす』(1936年)(原題:How to Win Friends and Influence People、“友を得、他人に影響を与える方法”)の著者として有名である。
また、『道は開ける』(1948年)(原題:How to Stop Worrying and Start Living、“恐れるのをやめ生き始めるには”)、『知られざるリンカーン』(原題:Lincoln the Unknown)(1932年)なども著している。
カーネギーの著書では、「他者に対する自己の行動を変えることにより、他者の行動を変えることができる」という考えが、柱のひとつとなっている。
上記の著書の著者名がカーネギーであることから、「鉄鋼王」のアンドリュー・カーネギーと勘違いされることが多いが、「デール・カーネギー」は別人であり親戚関係などもない。
1888年に米国ミズーリ州の農家に生まれたデール・カーネギーは、教師を志して入学した州立学芸大学を卒業後、中古車のセールスマンや、一時は俳優を目指し挫折するなど、雑多な職業を転々としていた。
そんな彼の最初の転機となったのは、1912年に副業で始めた「話し方講座の講師」に採用されたことである。もともと教師志望で、学生時代に弁論大会で活躍した能力が組み合わさり、YMCAの夜間学校での授業が好評を博して受講者も増え、仕事を軌道に乗せていった。
この授業を通じて、受講生に必要なのは話術だけでなく「対人関係の技術」だと判明したものの、適当な教材がなく、カーネギーは自前で用意する。最初は一片のカード、続いてリーフレット、そして小冊子へと分量を増していく。哲学書から心理学書、偉人の伝記まで大量に読破し、授業のための素材を収集して研究を続けていき、しまいには各界の名士や実業家にインタビューをしたり、図書館で文献調査をするスタッフまで雇うなどしてエピソードを蓄積していった。
そして1936年、48歳になったカーネギーが、自前の教材と講義の速記録に改良を加え出版したのが『人を動かす』である。話し方講座を始めて25年、「対人関係の教材づくり」を始めて15年の歳月を経てまとめられた、歴史的な書籍である。発売直後に大ベストセラーの社会現象になり、一時のブームに終わることなく、1955年のカーネギー没後も変わらず現在まで読み継がれている。
友を得るには、相手の関心を引こうとするよりも、相手に純粋な感心を寄せることだ
★ 人の生き方には二種類しかない。一つは奇跡など起こらないだろうと思う生き方、もう一つは、奇跡は必ず訪れると思う生き方
★ もし(人と会う)約束を破れば、相手から盗みをしているのだ ー といっても金を盗んでいるのではない、「人生」の銀行から時を盗んでいるのだ ー 相手にとって一生取り返しがつかない時を
★ 他人のために尽くすことだ。そうすれば、つまらない劣等感など、七月のとうもろこし畑にかかる朝露のように、跡形もなく消え失せてしまう
★ もし結婚生活が暗礁に乗り上げそうになったら、自分の伴侶の好ましいところと、夫や妻としての自分の至らないところを表にして比較してはどうか。人生の転機となるかも知れない
★ もし一日だけ親切にし、思いやりを示すことができれば、もう一日続けることができる。これには一銭もかからない。今日から始めよう
★ 物事に熱中できなければ、いくら才能があってもいつまでも芽を出さない
★ 何よりも、子供が自力でできることには手を貸さないことだ。自分で自分の成功を育てる特権と感激を取り去ってはいけない
★ 事態を好転させるチャンスがある限り戦うべきだ。けれども、常識で判断してもはや万事休すとなれば、「悪あがきをしたり逆転を望んだりしない」ことが正気の沙汰というものだ
★ 解決策が得られるまで、問題をありとあらゆる観点から考える。だが問題が解決したら、もう二度と気にしないことだ
★ 愉快な考え方をすれば、私たちは愉快になるだろう。惨めなことを考え始めたら、惨めになる一方であろう。恐ろしいことを思い浮かべれば、恐ろしくてたまらなくなるはずだ。病的なことを考えれば、病気になるに違いない。失敗するのを気にしたら、間違いなく失敗してしまう
★ 自分のほしいものが手に入らなければ、自分が今持っているものに対して感謝することだ。些細なものが手に入らないからと愚痴を言わないで、自分には感謝すべき大きなものがあることを常に考えるべきだ
★ 人の言うことなど気にしないで、人があっと言うようなことを成し遂げようと、全力を尽くすことだ
★ 幸福になりたければ、何か目標を立てて、それに自分の考えのいっさいを注ぎ込み、今まで抑えられていた底力を一斉に解放し、希望を高めることだ
★ 現代は演出の時代である。単に事実を述べるだけでは十分ではない。事実に動きを与え、興味を添えて演出しなければならない。興行的な手法を用いる必要がある。映画、ラジオ、テレビなど、みなこの手法を使っている。人の注意を引くには、これによるのが何よりも有効だ
★ 友だち同士の間柄でも、相手の自慢話を聞くよりも、自分の手柄話を聞かせたいものなのだ
★ 熱中を得る方法は、自分の手がけている事柄を正しいと信じ、自分にはそれをやり遂げる力があると信じ、積極的にそれをやり遂げたい気持ちになることである。昼のあとに夜がくるように、ひとりでに熱中がやってくる
★ 常に心を変化に向けて開いておこう。変化を歓迎しよう。もてなそう。自分の意見や考えを何度も検討し直して、初めて人間は成長できるのだ
★ 相手を腹の底から笑わせることができれば、友人になる道が開ける。相手が一緒になって笑うのは、いくらかでもこちらが好きな証拠だ
★ 命令を質問の形に変えると、気持ちよく受け入れられるばかりか、相手に創造性を発揮させることもある
★ 成功者はみなゲームが好きだ。自己表現の機会が与えられるからだ。存分に腕をふるって相手に打ち勝つ機会、これが、いろいろな競争や競技を成立させる。優位を占めたい欲求、重要感を得たい願望、これを刺激するのだ
★ 悩み事は、散歩して忘れ去るのが一番だ。まあちょっと外へ出てみたまえ。ほら、悩み事なんか、翼が生えて飛んで行ってしまう
★ もし不安を克服したいのなら、家で座って思いに耽っていたりするな。外に出て走り回れ
★ 相手は間違っているかも知れないが、彼自身は、自分が間違っているとは決して思っていないのである。だから、相手を非難しても始まらない。非難は、どんな馬鹿者でもできる。理解することに努めねばならない。賢明な人間は、相手を理解しようと努める
★ 二人の男が監獄の窓から外を眺めた。一人は泥を、他の一人は星を見た
★ 熱中は単なる上っ面だけのものではなく、内面から働きかける。熱中は、自分の取り組んでいる事柄の何かある一面に心底からほれこむ場合に、生まれてくる
★ 忘恩は雑草のごとく自然である。感謝はバラのようなものだ。それは肥料を施し、灌水し、培養し、愛しかつ保護してやらなければならないのだ
★ 分別と忍耐力に支えられた炎のごとき情熱を持つ人は、一番成功者になれる資格がある
★ 金持ちになりたければ、貧しい家に生まれることである
★ 「安全第一」を守っていては、あまり遠くへボートを漕ぎ出せない
★ 他人を矯正するよりも、自分を直すほうが得であり、危険も少ない
★ 精を出して脇目もふらずに働く。これがこの世で最も安価な、そして最上の健康薬である
★ 感謝する気持ちを子供に植え付けるためには、私たちがまず感謝の気持ちを持つ必要がある
★ 気のふさいだ馬を見たことがあるか? しょげかえった小鳥を見たことがあるか? 馬や小鳥が不幸にならないのは、仲間に「いいかっこう」を見せようとしないからだ
★ 将来の大きな夢を判断力と混ぜ合わせて、活力で調味する。このようにして「成功」という料理が出来上がるのです
★ ぜひやり遂げたいと思っている仕事が途中でうまくいかなくなっても、あっさりと投げ出して敗北を認めてはならない。何か他のやり方を試みることだ。音の出る弦は一本だけではない。他の弦を見出せばよいのだ
★ はちみつを手に入れたいなら、蜂の巣を蹴り落としてはいけない
★ 人の心をつかむ王道は、その人が一番大切にしていることについて、語りかけることです
★ 失敗から成功を生み出すのです。挫折と失敗の2つは、間違いなく、成功への足がかりなのですから
★ 今日という日は、悩みや後悔の硫酸で腐らせてしまうには、あまりにも貴重な日だ。頭をしっかり上げて、山の渓流に反射する光に、きらきらと考えを輝かせよう。今日という日をしっかり掴まえることだ。二度と帰ってこないこの日を
★ 機会を逃すな。人生はすべて機会である。一番先頭を行く者は、やる気があり、思い切って実行する人間である
★ 笑顔は元手が要らない。しかも、利益は莫大。与えても減らず、与えられた者は豊かになる。一瞬間見せれば、その記憶は永久に続く
★ 人の心をつかむ王道は、その人が一番大切にしていることについて、語りかけることです
★ いいですか。昨日あなたが心配していた明日が、今日なのですよ
★ 度胸が欲しければ、恐ろしくて手が出ないことに挑んでみることだ。これを欠かさずやり続けて、成功の実績を作るのだ。これが恐怖心を克服するための最も迅速でしかも確実な方法である
★ 自分は有用な人材であるという自信ほど、その人にとって有益なことはない
★ いくら苦しくても現実をしっかり見つめることだ。目標をしっかり定める。いったん目標が定まったら、ありとあらゆる時間をその実現のために注ぎ込む。自分の決心が正しいかどうか心配して、貴重な時間を浪費するな。あくまでやり通せ
★ 幸福は、あなたが誰か、あるいは、あなたが何を持っているかで決まるものではない。ただ、あなたが何を考えるかで決まるのだ
★ 笑顔は買うことも、強要することも、借りることも、盗むこともできない。無償で与えて初めて値打ちが出る
★ 幸運は毎月やって来る。だがこれを迎える準備ができていなければ、ほとんど見過ごしてしまう。今月こそ幸運を見逃すな
★ 自分の欠点ばかり気になり出したら、そんな劣等感を直してくれる人間はこの世に一人しかいない。つまりあなた自身だ
★ 私はイチゴミルクが大好物だが、魚はどういうわけかミミズが大好物だ。だから魚釣りをする場合、自分のことは考えず、魚の好物のことを考える
★ たいていの者は、自分でも思いがけないほど、素晴らしい勇気を持っている
★ もし人生に退屈しているなら、何か心からやり甲斐があると信じている仕事に没頭することだ。「この仕事こそ生き甲斐だ、死んでも悔いはない」という気持ちで働けば、夢のような幸福な人生が訪れる
★ 人間に幸福をもたらすものは、己自身以外にはない
★ 人生はまさにブーメランだ。人に与えたものは手元に返ってくる
★ もし自分が間違っていたと素直に認める勇気があるなら、災いを転じて福となすことができる。過ちを認めれば、周囲の者がこちらを見直すだけでなく、自分自身を見直すようになるからだ
★ 気にする必要もなく、忘れてもよい小事で心を乱してはならない。小事にこだわるには人生はあまりにも短い
★ 一日を大切にせよ。その差が人生の差につながる
★ 人間一人では生きられないが、頼れるのは自分自身であると思います。従って、幸せも他人に求めるのではなく、自分に求めて行きたいものです
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