ゲーテ 名人・名言集

ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ
(Johann Wolfgang von Goethe)
ドイツの詩人、劇作家、小説家、自然科学者(色彩論、形態学、生物学、地質学、自然哲学、汎神論)、政治家、法律家。
その文学活動は大きく3期に分けられる。初期のゲーテはヘルダーに教えを受けたシュトゥルム・ウント・ドラングの代表的詩人であり、25歳のときに出版した『若きウェルテルの悩み』でヨーロッパ中にその文名を轟かせた。その後ヴァイマル公国の宮廷顧問(その後枢密顧問官・政務長官つまり宰相も務めた)となりしばらく公務に没頭するが、シュタイン夫人との恋愛やイタリアへの旅行などを経て古代の調和的な美に目覚めていき、『エグモント』『ヘルマンとドロテーア』『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』などを執筆、シラーとともにドイツ文学における古典主義時代を築いていく。
シラーの死を経た晩年も創作意欲は衰えず、公務や自然科学研究を続けながら『親和力』『ヴィルヘルム・マイスターの遍歴時代』『西東詩集』など円熟した作品を成した。大作『ファウスト』は20代から死の直前まで書き継がれたライフ・ワークである。ほかに旅行記『イタリア紀行』、自伝『詩と真実』や、自然科学者として「植物変態論」、「色彩論」などの著作を残している。
人は努力するかぎり、迷走するものである
★ あなたに出来る事、あるいは出来ると夢見ている事があれば、今すぐ始めなさい
★ 常にによい目的を見失わずに努力を続ける限り、最後には必ず救われる
★ ある女が情熱的に愛されるのを見ている別の女は、表面上しぶしぶ(しかし内心いそいそと)親友の役を引き受ける。愛されている友達にかわって、自分がそおっと成り上がる、それも悪くない…というひそかな思いをほとんど無意識にいだくからである
★ 真の情愛が、若造をたちまち一人前の男にたたきあげるのだ
★ 憎しみは積極的な不満で、嫉妬は消極的な不満である。したがって、嫉妬がすぐに憎しみに変わっても不思議はない
★ 私はこれまでの生涯、自分がどんなふうに愛されたいか、理想をいだいてきました。そして、その成就をいつも妄想に求めたのですが、無駄でした
★ 男は頭でこそ、家事のうまい女を嫁に…と探すが、心では、空想では、別の魅力にあこがれているものだ
★ 女は決して自分の自然な姿を見せない。なぜならば女は、自然から生みつけられたままでもきっと人から好かれるものだ、といういうふうに考えることのできる男ほどのうぬぼれがないからである
★ 自分だけが愛することができて、それより前にそこまで愛した人はなく、それより後に同じ方法で愛する人がいないと信じられた時、それが真実の愛のシーズンである
★ 人はただ自分の愛する人からだけ学ぶものだ
★ 愛は支配しない、愛は育てる
★ 愛する人の欠点を愛することのできない者は、真に愛しているとは言えない
★ ふたりの愛を深くするには ふたりを遠く引き離しさえすればよい
★ あの人が私を愛してから、自分が自分にとってどれほど価値のあるものになったことだろう
★ 二十代の恋は幻想である。三十代の恋は浮気である。人は四十代に達して、初めて真のプラトニックな恋愛を知る
★ 人生で一番楽しい瞬間は、誰にも分からない二人だけの言葉で、誰にも分からない二人だけの秘密や楽しみを、ともに語り合っている時である
★ 自分の一生の終わりを初めと結びつけることのできる人は最も幸福である
★ 生の歓びは大きいけれども、自覚ある生の歓びはさらに大きい
★ 人間も本当に下等になると、ついに他人の不幸や失敗を喜ぶこと以外の関心をなくしてしまう
★ 親として、自分自身に欠けてたものを息子が実現していくのを見たいと思うのは、全ての父親の慎ましい願いなのである
★ 自分の方からできるだけ環境を支配するが、環境からはできるだけ支配されない。人間の最大の価値はおそらくそこにある
★ 不正なことが不正な方法で除かれるよりは、不正が行われているほうがまだいい
★ 大衆は有能な人を欠かすことができない。しかも有能な人は大衆にとって常に重荷である
★ 人は各種各様の旅をして、結局、自分が持っていたものだけを持って帰る
★ 自分も犯したことのある過ちなら、人が犯しても好感をいだくものだ
★ 何も出来ない日や時には、後になって楽しめないようなものを作ろうとするより、ぶらぶらして過ごしたり、寝て過ごす方がいい
★ 愛することが苦手な男は、せめてお世辞の言い方くらいは身につけておいた方がいい
★ 誰一人知る人もない人ごみの中をかき分けていくときほど、強く孤独を感じるときはない
★ 涙とともにパンを食べたことのある者でなければ、人生の本当の味はわからない
★ 同じ経験を繰り返して話をする人に言えることだが、彼らは経験すべきことの半分も自分が経験していないことを、いつまでもわかっていない
★ 支配したり服従したりしないで、それでいて、何者かであり得る人間だけが、本当に幸福であり、偉大なのだ
★ 今の人間は偉大なもののあらさがしをしては喜んでいる。偉大なものを攻撃すれば、その分、自分が偉く思われると信じているのだ。ばかばかしい!偉大なものを尊敬してこそ、その分、自分も高まるのだ
★ 結婚生活はすべての文化の始めであり、頂上である。それは乱暴者を穏やかにし、教養の高い者にとっては、その温情を証明する最上の機会である
★ 一貫したものは環境においてでなく、自分みずからのうちに求めよ
★ 癖というものは抜けないものだ。おまえの特性の方を伸ばせばいいのだ
★ ひそかに清く自己を保存せよ。自分の周りは荒れるにまかせよ
★ ただ はつらつとした活動によってのみ、不愉快なことは克服される
★ 虚栄は軽薄な美人に最もふさわしい
★ 他人を自分に同調させようなどと望むのは、そもそも馬鹿げた話だよ
★ 逸話集や格言集は社会人にとって最大の宝である。もし前者を適当な場所で会話の中に混ぜ、後者を適切な場合に想起するならば
★ 本気でものを言うつもりなら、言葉を飾る必要があろうか
★ 忘恩はつねに一種の弱さである。わたしは有能な人たちが恩知らずであった例を知らない
★ 不可能と思えることであっても、まるで可能であるかのように扱うことだ
★ 批判に対しては、身を守ることも抵抗することもできない。それをものともせずに行動しなければならない。そうすれば批判もやむなくだんだんにそれを認めるようになる
★ 発言し、活動しなければならない。多数派に属するか、少数派に属するかはまったくどうでもいいことだ
★ 努力する人間の困難な問題は、先輩の功を認め、しかも彼らの欠点によって妨げられないことである
★ 節度を持った人だけが豊かさを感じる
★ 人々は理解できぬことを低く見積もる
★ 人間は、なんと知ることの早く、おこなうことの遅い生き物だろう
★ 人はあまりにもつまらぬものを読みすぎているよ。時間を浪費するだけで、何も得るところがない。そもそも人は、いつも驚嘆するものだけを読むべきだ
★ 自分自身の道を迷って歩いている子供や青年のほうが、他人の道を間違いなく歩いている人々よりも好ましく思う
★ 夕方、私は千匹のハエを殺した。それなのに、早朝、私は一匹のハエに起こされた
★ 控え目な者は忍耐せねばならぬ。図々しい者は苦悩せねばならぬ。図々しくても控えめにしても、結局負い目を受けることは同じだ
★ 臆病な考えや、不安なためらいや、女々しい足ぶみや、あわれな訴えは、少しも悲惨を救うことができぬ。決して君を自由にせぬ
★ どんな方法で世界を知ろうと、明と暗の両面があるという事実は変わらない
★ すべてを自分自身のおかげだと思うとしたら、それ以上進歩はできない
★ うまく使えば、時間はいつも十分にある
★ 行為の最中にも思考の余地がある
★ 大切なことを、つまらぬものの犠牲にしてはならぬ
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