隈研吾 名人・名言集
隈研吾(くま けんご)
生誕:1954年8月8日
出身:神奈川県
建築家(一級建築士)、デザイナー
主な作品:国立競技場、村上春樹ライブラリー
明治神宮ミュージアム、歌舞伎座
サントリー美術館、根津美術館、
スターバックスコーヒー(太宰府天満宮表参道店)
初期はドーリック南青山ビルやM2ビルなどポストモダニズムに一部脱構築主義要素を加えた建物を発表していたが、高知県高岡郡檮原町の「ゆすはら座」存続への関わりをきっかけとして、木材などの自然素材を生かした建築や、縦格子を多用したデザインが特徴的な作品を多く手がけるようになる。
木材を多用するようになったのは、阪神大震災(1995年)と東日本大震災(2011年)を見て、コンクリートなどの人工物で自然に立ち向かおうとする20世紀の思想が破綻したと感じたためであると回顧している。森林を手入れして生み出す木材は、人間と地球をつなぎ合わせる存在と位置付けている。また大型の公共建築物が「税金の無駄遣い」「環境破壊」と批判されるようになった時代に育ったうえ、経済成長の鈍化と高齢化が進んでいる日本の現状を見据え、周囲に調和した「負ける建築」や、「コンクリートと鉄の時代」を「木の時代」に変えることを志向している。
近年[いつ?]は活躍の場を海外にも広げ、国際コンペでの受賞も着実に増やしており、世界的に注目される日本人建築家の一人として認識されつつある。また、設計のほか、ホテルやマンションの監修、室内演出や家具、食器、スニーカーなどのデザイン、ジャケット(企業との共同作成)も手掛ける。
2010年代には、自らのデザインポイントの一つとして、ストラクチャーを際立たせ過ぎないための「粒感」を挙げている。
2005年日本国際博覧会(愛知万博)では、会場計画プロジェクトチームに所属して会場とパビリオンの設計に携わっていたが、自然保護団体の反対で度々計画が縮小したため、辞任した。
中華人民共和国北京市郊外のグレート(バンブー)ウォールは2008年北京オリンピックのCMにも使われた。韓国では、知韓派の建築家として活動している。
2018年(平成30年)には、約30年間の活動を紹介する個展「くまのもの」(会期:3月3日~5月6日)を東京駅構内の東京ステーションギャラリーで開催し、これまで使ってきた10種類の素材(竹、木、紙、土、石、金属、ガラス、瓦、樹脂、膜・繊維)ごとに合計75件のプロジェクトの模型・資料などを展示した。2020年11月から「隈研吾展」が高知県立美術館、長崎県美術館、東京国立近代美術館で巡回開催されている。「新しい公共性をつくるためのネコの5原則」をテーマに掲げた。これは、新型コロナウイルス感染症蔓延下で外国訪問などができない隈が自宅のある東京の神楽坂界隈を歩き回り、細い道をネコのように巡ったことにより街を再発見としたという視点に基づいている。2021年7月からは、台湾台北市にて個展「場域・啓発―隈研吾展」を開催。
現在は早稲田大学特命教授であり、兼ねてより親交の深い村上春樹の要請により、2021年(令和3年)10月オープン予定の早稲田大学国際文学館、通称「村上春樹ライブラリー」の設計を担当することが決定した。
(今は)アイデンティティーの揺らぎを楽しむ時代ではないか
★ 積み木は僕の人生にとって、非常に重要なもので、子どもの頃は積み木少年だった
★ 日本林業の最大の課題は、木を切って運び出すシステムが、これだけ情報化の時代なのに、遅れていることにある
★ 木造って、すごく深い
★ 日本人は、寡黙で真面目に仕事をこなす資質はあるものの、外に向けての発信はあまり得意ではない。即ち、本来のクールジャパンは海外へは伝わってない可能性が高い
★ 建築にできることは、まだまだある
★ 建築家という職業の定義を変換したいと思いながら仕事をしています
★ 楽しみながら作ると、建物にも楽しいオーラが出てくる
★ 建築家ももっと自由であっていい
★ 大事なのはコミュニティです。小さくいうと、家族、そして住んでいる街です
★ 日本のマンガやアニメは、深いところで日本の無常観と繋がっているんじゃないかなぁ。そこがクールジャパンの本質だと思います
★ 21世紀は木の世紀になると考える
★ 今までの自分の常識を壊してくれる人、モノとの出会いが自分の発想を広げてくれる
★ 環境へのリスペクトなど、世界の人は日本人から学ぶべきことがある
★ ここだけ締めておけば、間違いなく面白い建築になるという感覚は、経験していくうちにわかってきます
★ 人間の身体は、相対する素材があまりに重かったり硬かったりしたときに「怖い」という恐怖心が湧くのではないか
★ 僕の建築は、海外の人が日本的と感じることが多いのかもしれません
★ 伝統を捨てるのではなく、むしろ磨くことです
★ インスピレーションを得るには自分の部屋を作らないこと
★ インスピレーションを得るには、まず歩くこと
★ リノベーションを活用しながら、いかに多様化を進めるか
★ 日本らしい思想を発信していく時代がやってきた
★ 人が居なくなった家って空気が全然違う
★ 建築は不滅ではないです。勿論、防災は大切ですし、様々な災害の中で人が学習してきたノウハウは建築へ生かされていますが、永遠ではない
★ 設計をやっている人間には完璧主義者が多く、そもそも、完璧主義じゃないと良い作品は生み出せないと学校で教えられます。でも実際には、完璧主義では仕事は進みません
★ 日本人は古来から、木のもつ多様性、自然の生々しさや優しさみたいなものをコントロールする技術をたくさん持ち合わせています
★ 地方活性化というのはただ経済のことだと思われているが、自然と一体となった知の復活が一番大事
★ 設計の理想は自分の家みたいなものを作ること
★ 家は単独で存在していなくて、外の環境と組み
★ 文化の違いを知るという意味では、若者には是非旅行をして欲しい
★ 僕には素材への興味のツボがいくつかあります
★ 古いビルを生まれ変わらせるときに大切にしたいのは、その「ボロさ」をどうやって残すか
★ これからの時代は均一化は脆さ。日本の成長の足を引っ張る可能性すらある
★ 建築家が到達すべきクオリティを見失わずに、粘り強く取り組んでいけば、いい建築はできます
★ 僕は自分で手を動かし続けることが一番楽しいと思える文化を作りたい
★ 日本人はやはり、木という素材に対して、潔癖なところがある
★ 建築の設計にあたって、僕がいつも意図していることは『なるべく建物の高さを低くしたい』『地元の自然素材を使いたい』という2点
★ 建築はもっと、小さく、柔らかく、人に寄り添う存在になっていく
★ 建築するにあたって大事にしてるのは”粒感“というもの。これはその場所で感じる土地が持つ固有の質感のこと
★ (制約に)負けることから、独創が生まれる
★ 小学校時代に1964年東京オリンピックのオリンピック建築を見て、建築家を志すようになった
★ 僕はいつも、人間の身体との関係性で建築素材を決めています
★ 自分の住んでいる家だけが古くて暗かった。それがコンプレックスでした。それで家って何だろう、建築って何だろうと、考えるようになりました
★
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