高嶋仁 名人・名言集

髙嶋仁(たかしま ひとし)
生誕:1946年5月30日
出身:長崎県
アマチュア野球選手・指導者
智弁学園高等学校野球部元野球部監督
髙嶋の野球のモットーは「常に全力を出し切る」。県大会では試合中ベンチに座っているが、甲子園では、ベンチの前で表情をあまり変えずに、仁王立ち(春の時は腕を組んで、夏の時は両手を腰の上に添えて)している。理由は「いいプレーやエラーがあった時に、その表情や仕草をカメラに映されるのが嫌だから」、「前に立つようにしたら勝ちだしたから」などと話している。
甲子園でのチーム通算勝利数は「68」だが、これは歴代一位である。
チーム編成の基本は、ユーティリティープレイヤーが多い。投手、野手は複数のポジションを守れるようしている。投手の複数制については第68回選抜高等学校野球大会で全試合に登板したエースの高塚信幸が肩を故障したことが原因で一人の投手に頼らないという考えからである。また、2005~2008年のように野手番号や二桁番号の投手を先発させ、エース番号の投手を抑えに回したケースもある。そのような起用法もあってか、高校野球では珍しく、控え投手が投手専任ではなく内外野を守るケースも多い(2006年のように控え投手が全て野手兼任だったこともある)。智弁和歌山の部員は中学時代までに無名の選手も少なくないが、特に打撃面で大きな伸びをみせ主力となっていく。複数投手制は特に夏において威力を発揮する。特に戦後最多の8年連続甲子園出場を果たした2012年夏の和歌山大会決勝戦では延長14回の末、勝利を果たすのだが智弁和歌山は3投手をリレーし好投したのに対して、相手校の投手はそれまでの5試合も合わせるとすでに800球前後の球数を放っていた。試合後のインタビューでも勝因については「ピッチャーの数の差。元気なピッチャーをどんどんつぎ込めた」と語った。
采配は継投策をとることもあれば、先発投手を終盤ぎりぎりまで引っぱることもあり、試合展開によって使い分ける。先発投手の調子が悪いと判断したときは1回でも降板させることもある。また伝令や選手交代、攻守交替時での指示が勝利につながった例も数多く、その優れた采配力は同じ高校野球指導者である木内幸男や元プロ野球監督の野村克也が絶賛するほどである。
攻撃力が注目されがちだが、本来髙嶋が目指す野球とは投手を中心とした守りの野球で、選手がギリギリで捕れそうで捕れないところに打つノック技術を持つ。甲子園でも数多くのファインプレーが勝利につながっている。攻撃では、より早い回で先取点を取り精神的優位に試合を進める為、いつも先攻を選ぶ(最近では後攻を選ぶケースが多い)。
智弁和歌山は全国制覇を果たす反面、早い時期に負けてしまうこともある。中には全国制覇した翌年の2001年のように地方大会初戦で負けることもある。甲子園初出場の1985年春から1992年夏までは、5大会連続で初戦敗退が続いた。甲子園でなかなか一勝を挙げられない頃、甲子園球場の観客に「また負けに来たのか」と野次られ、目標を甲子園出場にしていたことに気付き、それ以降甲子園で優勝することを目標に掲げることとなる。指導方針として県大会直前に遠征を含めたオーバーワークスケジュールを意図的に組んでいる。そのため、夏の県大会序盤では苦戦を強いられるケースが多い。
苦しい思いをした人間だけが逆境をチャンスに変える
★ うちは和歌山大会の何回戦とかは眼中にない。頭の中は決勝戦だけ。だから大会直前まで追い込む。それで負けたらその程度のチーム
★ 何かのきっかけで急に勝ち出すって事はあるんよ。口では説明できん。壁を破るとか分かる
★ 甲子園は麻薬ですよ。やめられなくなる。甲子園から戻ってきて一週間もすると震えがきますから、また甲子園行きたいって
★ 人間って悔しさ覚えたら強いんですよ
★ 予選で負けるのも甲子園で一回戦で負けるのも優勝できなければ同じ
★ 試合の中でも信じられんような事が起こる
★ スカウトにも今年はどこのピッチャーが一番ええ?と聞いてね
★ 出る以上は日本一
★ 高校生が乗った時の勢いは止められない
★ 好投手を打って、強いチームを倒して大会の中で乗っていく
★ 後半で競ってると後攻有利なんやけど、それより初回に点を取りたい
★ 私はスクイズの時は、自分ところのピッチャーに『スクイズで点を取ろう思てるけど外されたら入らんぞ』と一声かける
★ 当たり前のことを当たり前にやることが大事
★ 補欠がいるから練習ができる。補欠がいたから勝てたと思います
★ 48年間、ずっと思ってきたのは何とかコイツらを甲子園に連れて行きたいと
★ 高校野球の指導者というのは、みんな一緒のことを思うんです。世の中に出て、堂々と生きていける選手になって欲しい。世の中のルールを守る。そういう要素が野球の中には入っている
★ ノックで選手と話をする。怒ることもあります。選手を追い込むこともあります
★ 甲子園に出て、4-0で負けている。それをひっくり返す選手の“芯の強さ”は、練習で培われると思うんですわ
★ いつも厳しい練習をしているのは、社会人になってから困難にあった時に『これくらいの苦労は野球の練習と比べたらなんでもない』と思って欲しいから
★ 甲子園に出たプライドを持っていろよ
★ 自分が甲子園に出場して感動した思いを選手たちに話しました。足がガタガタ震えたこと、そして監督をやっているのは、選手たちにも同じ経験をしてほしいからだと。するとね、主将だった選手が『監督、わかりました。一緒に甲子園を目指しましょう』と言ってくれてね・・・。はじめてお互いに分かり合えた気がしました
★ (自身の長崎海星高校時代)これが甲子園というところか! と、感動のあまり足がガラガタ震えました
★
人気名言ランキング
今月ランキング
- 97票 ガッツ石松(ガッツ いしまつ)本名:鈴木 有二(...
- 76票 狩野英孝(かの えいこう)<br> 生年月日:1982年...
- 69票 綾小路きみまろ(あやのこうじ きみまろ)<br> 本...
- 42票 井上尚弥(いのうえ なおや)<br>生誕:1993年4月1...
- 33票 島田紳助(しまだ しんすけ)<br > 本名:長谷...
- 31票 クロちゃん<br> 本名は黒川 明人(くろかわ あき...
- 30票 デニス・キース・ロッドマン(Dennis Keith Rodma...
- 29票 彦摩呂(ひこまろ)<br > 生誕:1966年9月15日<...
- 27票 ジェシー・ローリストン・リバモア(Jesse Laurist...
- 23票 前田日明(まえだ あきら)<br > 生誕:1959年...