田名網敬一 名人・名言集
田名網敬一(たなあみ けいいち)
生誕:1936年7月21日
出身:東京都
アーティスト、グラフィックデザイナー、イラストレーター、映像作家
(絵を描くことが)嫌じゃないけど人がいうほど楽しくてしょうがないってものでもない
★ 実現したいイメージを100とすると、現時点でせいぜい10くらいのもの(80歳時)
★ 到達したいところへの距離は縮まらない
★ 自分のイメージを具現化するのには時間がかかる
★ 僕は絵の描き方や上手く描けるかは教えない
★ 表現ってすべてが想像力
★ 何もしないと人間色んなことを考えるから不安にもなる
★ 描くっていうことは、バランスがうまくとれるようになっていて、良好なバランス効果を生み出している
★ 描くこと以外に何かするってことがない
★ 何十年と規則正しい生活をしていて、楽しみって別にないのよ
★ アート表現って、真面目じゃないと絶対継続できない
★ 現実の世界には存在しないけど、自分が見てみたいと思って夢想しているアナザーワールドというのがあって、それを描いている
★ 起きてすぐ絵を描くこともある
★ 表現っていうのはさ、日常の生活や思考や偶発的な出来事の積み重ね
★ 僕の作品というのは、夢の中の世界とある部分一体化しているとも言える
★ 夢にはずっと興味を持っている
★ 環境は変わるけど、自分は変わらない
★ 海外の人が好むものは日本の人も好みます
★ 僕が特に好きでよく使う色は、青と赤
★ 表現するための原石は、無尽蔵に記憶の中に隠されている
★ 多くのアーティストは、まず先に形を考えてから絵を描き始めると思うけど、僕の場合はいつも最初に色が浮かぶんですよ
★ 生粋のアーティストだったら好きなものを描くだけかもしれないけど、僕の場合は状況に応じて色んな課程を知ることができたから、それは無駄になってはいない
★ 家でも朝ごはん食べる時(ビールを)飲む
★ 記憶は生きる年齢に比例して無限大に広がっていく
★ 未来に対してあまり良い展望がないんですよ
★ 人間の思考力って、どう考えても夜のほうが発揮できる
★ 闇があるから光があって、光があるから色彩を感じる
★ アートは各人の主観で観る世界。同じものを最高という人もいれば最低という人もいて、勝った負けたがない。だから、面白い
★ 僕はもともとデザインとアートの間に境界なんて感じていなかった
★ 僕は自分で若い時に描いたものと比べても遜色はないと、今の年齢でも思ってるわけ
★ 死ぬまで若い時と同じくらいのものを創っていこうという気持ちを持ってると、自分のコンディションとか肉体的なものとか、精神もそうだよね、全て若い時と同じような状態を維持していかないと、仕事って段々とダメになっちゃう
★ 美術館に観に行くよりも、本屋さんの方が勉強になる
★ 本当はもっと達観して、老人になった方が楽なんだけど、なかなか楽になれないんだよね
★ 歳取るとね、世の中を達観しとか、段々人間が完成形に行くと言うけど、あれ嘘だよね。歳取ってもね、人間って全然完成もしないし、成長もしないね
★ その人の人生が描けてなかったら面白いものは創れない
★ 自分の人生と切り離して、アートというものはない
★ 毎日連続で夢を見ているときは、“面白い夢を見ること”を自分に課すわけですから、想像を絶するモチーフが出てくる
★ 人間は一生の3分の1は寝ているわけですから、その3分の1を無駄にしたくない
★ 谷崎潤一郎の『陰影礼賛』を読めば分かるけど、闇によって日本人の美意識が培われてきた部分がたくさんあるわけだね
★ 喜怒哀楽の感情で考えても数えきれない記憶があって、それが1枚の絵の中に凝縮されている
★ デザインは注文されて制約を受けて創るもの。アートは自らが発信して自由に表現していくから決定的に違うよね
★ これで完成、達成感っていう感覚を味わったことはない
★ 優秀な生徒はどっちかって言うと、順応するよりも抵抗してくる
★ 僕の戦争体験が作品に出ているというのはその通り
★ 絵って、教えてもらうことではなくて、自分で考えるものだと思いますね
★ アートは僕の人生そのもの
★ 僕の絵は細かく100以上のパーツに分かれていて、バラバラに描いた絵をコラージュして1枚の画面をつくっている
★ 戦争の記憶というのはそんな簡単に払拭できないもので、自分で意識してそういうテーマでやろうと思わなくてもそういうシーンが必ず出てきちゃうんですよね
★ 戦争経験は“記憶のコラージュ”をするための引き出しにあるモチーフの一つに過ぎない
★ 母は僕が絵を描くことをずっと嫌がったんです
★ 基本的にファッションブランドとの仕事は好き
★ 好きなものを引用するという方法は昔からやっているから、1つひとつに“これはこうです”という思い入れはない
★ 昔、僕が若い頃には、東京のあちこちに闇があったんだよ。今は真夜中に外を歩いていても、雑誌でもなんでも読めるぐらい常に明るいでしょう。
★ 僕がアメリカに行った1968年頃、アメリカのインディペンデント映画がすごく人気
★ 子どもの時から、僕の要するに思春期の不安な時も含めて、精神の一種の安定剤だったわけよ、描くという事が
★ (アートを創る事の意味は?)アートを創るっていうのは、自分が生きてるという事の証明
★ オリジナリティーがなかったら作品の価値がない
★ 記憶って一つじゃないからさ、無尽蔵にある記憶が色々な形で合体したり、離反したりして一つの像が浮かぶわけだからさ、描いてるのは今だから、今の感覚も加味してる
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