藤山直美 名人・名言集
藤山直美(ふじやま なおみ)
本名:稲垣直子(いながきなおこ)
出身:大阪府生まれ、京都府育ち
生誕:1958年12月28日
女優
寝られないのも、苦しいのも、泣きそうになるのも出演料のうち
★ 思い苦しんでる父親を見てたから役者なんて絶対嫌って思てました
★ (寛美さんの言葉)人間性が伸びる時は必ず芝居も伸びる
★ 相手を主語でモノを考える。「私が」ではなく「あなたは」を先に見てあげる
★ 悲しみは形を変えます
★ 重圧は困った時に重圧っていう
★ 喧嘩は上向いてしなさい。下は庇(かば)うもの
★ (ガンか発覚した際)今までやってきた事は一回卒業証書をもらった
★ (乳がんになった際)そりゃ、なるやろなぁ〜というくらい疲れてた
★ (もし生まれ変わったら?)なんで明日持っていかなあかん体操服、朝に出してくんねんなぁ!って怒ってるようなお母さんで生きたい
★ (寛美さんについて)離れている時も私らの事、心配してくれてるんやろなって分かる父親でした
★ 時間があれば、歌舞伎を観たい。それだけで幸せでいられるし、歌舞伎鑑賞は私の本能というか、生活やね。定式幕が開いて、その瞬間、コロッと死ねたらいいなぁ
★ (王貞治さんについて)ホームランをたくさん打てるということは、見当が立つというのか、目尺が利くというのかな。私は、そういう神経の持ち主にひかれますね
★ お金を稼ぐということは、給料をいくらもらったか、じゃない。支払いを全部済ませて、どれだけのお金が残るか、ということ。私は、子供のころから、家族でご飯を食べながら、そう教わってきました。昭和ってそんな時代やった
★ 舞台って、タダで観に来てくれる人なんていませんよ。主婦やったら、と仮定しましょう。チケット代が今回、1万2000円らしいですけど、それだけでは終わりません。交通費がいるし、ご飯を食べて、帰りにはお土産を買う。だいたい、2万円はかかります。えらい出費やね。家族で2万円の食事をしたほうが良かったなんて、思われないようにしないと…。芝居はお客さんの五感を、より動かす効果がなくてはね
★ 映画は監督のもので、舞台はお客さんのものだと。お客さんは、よーく観てはります。役者が適当にやっていたら、すぐに見抜く。だから、腹八分目の仕事はしません。肩に力が入るような萎縮はせずに、緊張感を持ち続ける。人間って毎日、同じことをすることが難しい
★ (長期休暇をとった理由)優秀じゃないランナーやけど、走り続けてきました。お父さんが亡くなってから、ずっと…。だからね、ちょっと、ゆっくりしたいと思った
★ 舞台で生きようと決めた人生の選択が正しかったのかなんて、三途(さんず)の川を渡るまでわからへん。悔やむかもしれない。でもいいかげんは嫌。一生懸命に毎日生きる。最期に「いい人生やった」と言えたら。ほんまにええやろねえ
★ 父と母から「引き際に人間性が出る」とよく言われました。何かを諦める時、別れを言う時、引き際に人間性が問われる
★ 今になって父の気持ちがわかるようになりました。家の階段を下りながら、あるいはトイレの中で、テレビの前で、いつも何か別の物を見ているような目をしていた。きっと舞台のことをずっと考えてたんやろうねえ。私も同じなんです。普段から舞台のことばかり考えてる。そんな瞬間、はっとする。「お父さんもこうやったんか」と
★ 演じるのが怖いこともあるんです
★ 上手な演技、と言われたくないんです。技術が見破られたようで。うれしいのは「地(じ)でしょ」と言われたり、「そういう人、親せきにいてるわ」と言われた時です
★ 舞台に立つのは、半紙のような薄い紙を一枚一枚重ねる作業と似てます。例えば、電話帳。紙1枚はすごく薄い。でも電話帳の厚さになると、絶対にやぶられへん。おけいこや舞台を重ね、楽日には絶対に破れない電話帳に仕上げる
★ 自信はない。でも周囲の非難も怖くない。男やったら「春団治」を目指すわ、絶対
★ (父に)「似てる」と言われるのが重かった時期もあります。ずっと「よくぞ女に産んでくれた」と感謝してきました。もし男やったら私、ようやらんわ。「父親は40歳でこの芝居を演じ切ったのに」とか言われたやろしね
★ (父とは)顔も似てますけどね、一番似てるのは思考回路。私はああいう天才肌とは違うけど。舞台の上での感覚というか、感じるものが似てるんやろね。親子やもん。「それは何ですか?」と聞かれても言葉で答えようがない
★ (父とは)芝居を一緒に見に行ったことはなかった。役者として接したこともなかったです。共演もほんの数回しかしてないんです
★ 記憶の中の父藤山寛美は「普通のお父さん」。楽屋で寝起きし、1カ月に2日しか自宅にはいなかったけど、それが普通と思っていたので寂しくもなかったです
★ 一人はもちろん怖いです。孤独やし不安です。でも、だからこんなに毎日必死でお稽古してこられた。一人だったから役者を続けてこられたのかもしれへんね
★ 父の死後、本格的に舞台に立つ日々が始まって、「寛美の娘を松竹新喜劇に」という声はファンの方々の間でも高まっていました。でも私、どうしても一つの劇団に縛られるのではなく、いろいろな舞台をやってみたかった。悩んで悩んで、結局選んだのが「一人」やったんです
★ 40歳を過ぎて、「今さら結婚してもなあ」「子供はもうええかな」と段々あきらめることが増えていき、心に踏ん切りをつける中で、ようやく覚悟したんでしょうねえ。「私は舞台で生きていくしかない」って
★ 人生って「この部分は好きやないから消しゴムで消しましょ」なんてできませんものね。父の突然の死も、好きな人とご縁がなかったことも、体や心に染みついて、一生忘れられへんねえ。でも忘れる必要もないし、忘れたらあかん、と思う
★ 私は長屋とかそういう系統の作品だけでいいんです。お武家さまとか大家の奥様というような役は、そのニンに合う役者さんがいらっしゃいますから。庶民とかそういうのがいいのと違いますか
★ チケットを買って観にきてくださるお客さまが喜んでくださる。それ以外、何のために役者をするんですか。自分の何かが満たされたいとか、自分の心が悦にいりたいとか、自分に酔いたいとか、そういうの一切ないですから
★ そこそこ長く生きてきた中で、何が必要か何が大事かということでは、どんどん省かれていきますね
★ 小さい頃に、親に「挨拶をちゃんとしなさい」、「相手によって頭の下げ方を変えたりするな」と、それだけは厳しく教えられたんです。そういう普通のことと一緒です。誰が偉いとか誰が下とか、舞台の上では関係ないし、権威とか組織とかまったく興味ないんです
★ 私みたいに役者の家に生まれていると、役者をしていることが不思議でも何でもなくて、世間の職業のひとつなんです
★ 喜劇は日常生活にある自然にある笑い
★ 私は鍛錬訓練が普通にできる人が好き。役者の場合 鍛錬訓練はお箸の上げ下ろしと一緒
★ 主語はお客さん 私は述語
★ 水面に人差し指つっこんで、字ぃ書いてるのが役者や
★ 情は毛穴から出るから、いくら技術を会得しても情は演じられない
★ お客さんは寝ていてもいい。でもフッと起きた瞬間にそれでも笑わさなあかん
★ セリフが上から落ちてくるうちは まだ私のものじゃない
★ お父さん思い出します、っていうのが入場券の+αで楽しんで頂けるならそれでいい、お客さんのものなんですよ芝居って。でもお客さんには喜んでもらおうとはしますけど、私は媚びは売りません。それは父親の姿を見ていていちばん好きなところでしたね
★ 喜劇に訓練なんてない
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