iconシータ 格言集

由来:シータ 格言集
シータ  格言集
シータ 格言集
1986年8月2日に公開されたスタジオジブリ初の長編アニメーション映画作品。
『天空の城ラピュタ』(てんくうのしろラピュタ)
キャラクター名:シータ
監督:宮崎駿
公開:1986年8月2日
上映時間:124分
興行収入:約11 6億円
配給収入:5億8300万円

監督である宮崎の小学校時代に考えていた架空の作品が骨子となっており、原作となる作品が存在しない初のアニメオリジナルの監督作品である。製作は徳間書店。高畑勲の映画『柳川堀割物語』の製作遅延により資金調達に追われた宮崎が、徳間書店の鈴木敏夫に相談したことから企画が立ち上げられ、この映画をきっかけに設立されたスタジオジブリ制作映画の1作品目となった。

次第に高年齢向けになっていくアニメに対して、マンガ映画の復活を目標に小学生を対象に古典的な冒険活劇として企画され、それが結果的に大人の鑑賞に耐えうる作品になるというのが宮崎の方針であった。興行こそ数字的には振るわなかったものの(後述)、配給した東映による観客満足度調査は97 7%と非常に高く、物語は幅広い年齢層に支持され、ビデオソフト化による販売は好調であった。

「ラピュタ」という名称は、スウィフトの『ガリヴァー旅行記』に登場する、空を飛ぶ島にある王国「ラピュタ王国(英語版)」からとったもの。劇中に空飛ぶ島の物語を空想した人物としてスウィフトの名前も出てくるが、名前の借用以外は『ガリヴァー旅行記
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★ バルス!

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 ラピュタの設定

ラピュタ帝国
    ロマンアルバム等では、約700年以上前に存在した古代国家。国章は「翼のある町」。ラピュタの民は飛行石の結晶化技術を有し、圧倒的な超科学技術で天空から全地上を支配していた恐怖の帝国であった。ラピュタ王は代々天帝と称され、王家に伝わる、飛行石の結晶の首飾りと、「黒い石」と呼ばれる石版を用いてラピュタ城の機能を制御していた。ぜいたくの限りを尽くし、人類の夢を体現したラピュタ人だったが、約700年前にラピュタの科学力でも克服出来ない疫病にむしばまれ、やむを得ず地上へ降りる事を決断した。


    パンフレット及び小説前篇の見返しでは上記とは異なる説明がなされており、空中都市の描写のあるジョナサン・スウィフトの著書『ガリヴァー旅行記 第三章 ラピュータ』のモデルは、プラトンの失われた地理誌『天空の書』に記された「ラピュタリチス」である。ラピュタリチスは、かつて地上で一大技術文明が栄えた時に戦争を嫌い、天空へと逃れた一族によって築かれた広い領土を持つ浮島だったが、余りに高度に発達した文明生活の末に、ラピュタ人は生命力を失い、人口は減少し、紀元前500年頃に突如発生した奇病により、その後滅亡した。一部の人々は地上へ降り、姿を隠しながら生き延びたと伝えられているが詳細は不明。


    オープニング映像では無数の都市や、プロペラを大量に付けた巨大な海に浮く船等を空に浮かべた、帝国の興廃が描かれるが、ひときわ巨大なラピュタ城の下部にプロペラがついている、その城の頂点の建物の下に七段の階層がある等、本編の様相とは異なる点もある。


    作中では帝国そのものではなく、ラピュタ帝国の聖都であり、ラピュタ人が巨大な飛行石の結晶を用いて空に浮かべたとされる空中都市のみを指す場合が多い。


帝国の滅亡後
    ラピュタ人が地上へ降りた後、聖都は飛行石の力で天空に留まり、島は常に低気圧の源(竜の巣)となって雲の峰に隠れ、偏西風と共に移動しており、低気圧の渦により再び人が城に接近する事を困難にし、決して地上からは見る事が出来ない。だが、王家の証である光る飛行石の首飾りを持つ者が近づくと、竜の巣は自然に消滅、ラピュタは白日の下にその姿を現す。
    城の内部には雲を発生させる塔や、風を起こす道具等が設置されている。元の絵コンテでは、ラピュタは王家の血筋の人間が現れると、ラピュタ底部の穴(本編でロボット兵の飛び出す展望室の外壁の穴)から、超低気圧の雲の壁を急速に吸収する機能があったという。


外観と機能
    本来は天空の城にふさわしい外観をしているが、映画本編及び小説でのラピュタは頂点の建物(本編の城の頂点の建物がイメージボード同様に神殿かどうかは不明。小説では温室)の周囲や、その下の市街部の半分程(本編でパズー達が落ちた所の裏側)が崩落して原型が無い。宮殿が無人化した後も、王の帰還を待つロボット達により守られ続けたが、永い間に大部分が損壊して、今はその一部のみが空中を漂っている。

    イメージボードでは階層ごとに、住まう人々の身分が分けられている。頂点に神殿、その下の第一界(層)が聖なる光と天帝の住居、その下の第二界が騎士の住居と十二神将の塔、その下の第三界がエデンの園、その下の第四界が人民の住居であり、また、第四界には聖都が地上にあった頃に使われていた閉鎖された巨大な門もある。イメージボードでは、本編及び小説同様に前述の建物の下に半球体がある。オープニングを含む映画及び小説の城が、階層ごとに身分が分けられているのかどうかは不明。本編及び小説の城は、頂点の建物の下に三段の階層があり、その下に半球体がある。ロマンアルバムには本編の城も昔は半球体の下にも建物があっただろうと記載(恐らく普通の石造建築)。


    ラピュタ下部の黒い半球体の中には、中央にラピュタの科学が結集していると言う、模様が刻まれた黒い巨石が大量にあり、浮遊しながら動いている(ラピュタが機能する時にはまるでコンピューターのように活発に動く)部屋と、前述の部屋の先及び下は王族のみが入る事が出来、その先の前述の部屋の真下に中枢の部屋が存在する。城の上層部(頂点の建物は不明。『型録 I』には廊下の素材は一切不明と記載されている)から中間層まで(第一層から第三層)は普通の石造建築で風化・崩落が著しいが、半球部は爆破も受け付けない超高硬度の未知の素材で出来ている。


    中枢の部屋の中央には、飛行石の巨大な結晶体が透明なガラス質の球の中に浮かんでおり、その部屋にあるラピュタ文字が刻まれた「黒い石」に光る飛行石の首飾りをかざす事で、ラピュタの各機能を起動・制御出来る。底部の展望室の周囲からは七基の石柱が展開し、膨大なエネルギーのプラズマが一点に集束し、巨大な爆発を生む強力な光弾を発射する事が出来る。ムスカはこれを「ラピュタの雷(いかずち)」と称し、これこそが『旧約聖書』のソドムとゴモラを焼き払ったという「天の火」や『ラーマヤーナ』の「インドラの矢」だとも述べている。前述の兵器は現代の核兵器に似ている。核兵器は古代においてはオーバーテクノロジーであり、核兵器は主にインドの上記の『ラーマヤーナ』や『マハーバーラタ』の伝説に見られるという。


    劇中では、半球体内部の通路の壁に格納されたロボット兵を出撃させた上、展望室の外壁の発射口からもロボット兵を投下して出撃させた。他にも劇中では、床に穴を開ける事が出来る展望室を底部に展開させたりもしており(小説では (展望室の) 床が開くと記載)、多くの機能がある事がうかがえる。


ラピュタの木々
    ラピュタが木々に覆われているのは、宮崎自身の趣味であると同時に、飛行石が植物を成長させる力を持つ宇宙の聖なる根源であるからで、シータが一人で生きてこられたのも飛行石によって畑がよく実ったからだという。


    頂点に大きなドーム状の建物(小説では温室)があり、建物の周囲にも庭園(資料集等には空中庭園とも屋上庭園(高山植物の花畑等)とも記載)がある。建物は外からは普通の外壁及び屋根に見えるが、中からは透明で日光の入る特別な素材で壁及び天井 (屋根)が造られており(この壁及び天井(屋根)だけでなく床も特別な素材で出来ている)、建物内には墓石が中心にあり、壊れてこけむした何体もの園丁ロボットがある。墓守の役目もしている園丁ロボットが少なくとも1体はいまだに動いており、建物内の世界中の珍しい植物だけでなく、建物の外や中の多くの珍しい小動物(ヒタキ等の実在の鳥類、古代魚、建物の外のミノノハシ、建物内のキツネリス (ミノノハシ及びキツネリスは架空の動物) 、キツネリスのみ『風の谷のナウシカ』にも共通して描かれる)と共に長い時を過ごしているのがうかがえる。特に建物の中心にあり、墓石を包む大樹は著しい成長を遂げており、上部はドームを突き抜けて立派な枝を伸ばし、下部は半球体にまで無数の根を巡らせている。


    また、ドーム状の建物の下の中間層(第三層)にあり、半球体のすぐ上の市街部には、帝国全盛期に地上から集められた金銀宝石やそれらを散りばめた工芸品といった類のばく大な財宝が眠っており、上陸した軍の兵士達はここで大挙して略奪をした(市街部の一部を含む半球体の完全崩壊の際、ドーラ一家が財宝のごく一部をどさくさに紛れて持ち帰っている)。


滅びの呪文(言葉)
    最後はパズーとシータの「滅びの呪文(言葉)」(バルス)により崩壊し、上層部の内で大樹に支えられた部分と巨大飛行石のみを残して、更に高高度へと飛び去って行った。


    テレビ放映後、エンディングを見た子供達から「(大気の無い)宇宙でキツネリス達はどうなるの?」という疑問が寄せられたが、ラピュタは実際には宇宙空間までは上昇しておらず、空気の存在する高度で飛び続けていると説明された。ラストのスタッフロールシーンでも、昼も夜も地上の町が見える空中に留まっている。


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