FXの自動売買は詐欺が多い？被害手口7つの特徴と安全な自動売買ツール

FXで自動売買することは詐欺ではない

FXで自動売買システムを使って取引する行為は詐欺や違反ではありません。

なぜなら、為替取引の自動売買は金融取引において認められており、多くのFX会社が自動売買サービスを提供しています。

しかし中には、自動売買ツールを使った詐欺が多いのも事実です。

自動売買システムには複雑な設定が多く投資初心者が騙されやすいのが大きな要因になっているようです。

特に多いのは、高額な自動売買ツールのマルチ商法で、結局自分も高額ツールを他人に売って稼ぐしかない状況になるといったトラブルが相次いでいます。

はるか

それでは、こうした自動売買ツールを使った詐欺の手口について解説して参りましょう。

FXの自動売買詐欺の代表的な手口7つ

FXの自動売買詐欺の主な手口は次の7つです。

それぞれの手口を詳しく見ていきましょう。

手口①儲からないツールを高額で売りつける

ひとつ目は儲からないでたらめなロジックのツールを高額で販売する手口です。

特にロジックの中身や収益性を判断できない初心者が狙われやすいです。

5万円以上の大金を請求されたらこの手口を疑いましょう。

手口②SNSで派手にアピールする

FXの自動売買で楽して大儲けしているとSNSでアピールする手口です。

「放っておくだけで資金が2倍、3倍に増える」「初心者でも年利500％！」といった書き込みでこちらの関心をあおってきます。

怪しい投資勧誘サイトへのリンクが貼ってあったり、フォローするとメッセージが来たりします。

はるか

賢い人はわかると思いますが、これは手口①へ繋げるためのアピールよ！信じないで！

手口③期間限定販売であおる

3つ目は期間限定という名目でツールや情報を販売する手口です。

「今は米ドルが上がっているので、早くこのツールを買って運用しないと損ですよ」「今だけこのツールを半額の30万円でお譲りします」など、お得感を出してきます。

「期間限定で今買わないと損をする」と言われると冷静さを失い、判断力が鈍った状態で契約させようとする狙いです。

はじめ

認可のあるFX会社もキャッシュバックなどのキャンペーンをしていますが、それは詐欺じゃないぞ！

手口④取引結果の改ざん

自動売買の取引結果を改ざんして、儲けているように見せかけてくる手口です。

資金が増えていく損益表やグラフを見せられると、信じてしまう人が多いところを利用してきます。

最近では画像の加工技術が進んでいるので、ぱっと見では改ざんを見抜けないのが難点です。

手口⑤口座開設・入金させる

「勝てるロジックをレクチャーするから、指定の口座を開設して欲しい」などと誘い指定の口座を開設させ、詐欺業者が別の業者から金銭を得る手口です。

口座開設を申し込んだ人の個人情報が売買される場合が多いです。

また指定の口座に入金させたお金を持ち逃げする手口も発生しています。

手口⑥音信不通になる

6つ目は突然音信不通になる手口です。

言われたとおりにお金を払った後や、ツールは渡されたものの全く利益が出ないなどで業者に連絡してもつながりません。

はるか

詐欺業者としてはお金さえもらえれば目的は達成なので、雲隠れしてしまのよ。

手口⑦出金やクーリングオフに応じない

連絡がついたとしても次のような言い訳を繰り返し、出金やクーリングオフに応じない手口です。

• 口座開設の申し込みで不備があった
• そのような口座は存在しない
• 本人確認に時間がかかっているので待って欲しい
• 一定期間は出金できない規定になっている
• 本件にはクーリングオフが適用できない

自分で何度連絡しても応じてもらえる見込みは少ないので、弁護士に依頼して法的手段を検討した方が良いです。

FXの自動売買詐欺の対策7つ