鐘掛岩


出所:   コメント:0 読书量:

関連のホットワード検索:

  • <<前の稿:友ケ島
  • 八舌の鑰:次の稿>>

  • 概要: ●この画像は聖護院の許諾なく使用することはできません。むかし、遠州のあるお寺から援助を受け、毎年大峰山に参拝していた山伏がいました

    ●この画像は聖護院の許諾なく使用することはできません。

    むかし、遠州のあるお寺から援助を受け、毎年大峰山に参拝していた山伏がいました。ある日この寺の住職が交代となり、新住職から「寺も金がなく、金といえば吊り鐘くらい。もしそれでよろしければお持ち下さい。」と一方的に援助を打切られてしまいました。

    次の日、朝になると寺の鐘が消えていました。もしや行者を誹った天罰では・・・・・。住職はさっそく行者に詫び、行者を先達として大峰山へお詫びのお参りに行きました。すると切立つ岩壁に金剛杖が刺さり、お寺の鐘が下がっていました。これを見て、住職は改めて役行者の偉大さを知り、以来毎年大峰山をお参りし、その後名僧となりました。

    この故事から、鐘が吊り下げてあった岩壁を鐘懸岩と呼ぶようになりました。

    現在この鐘は本堂内の左に安置されています。


    Array

    関連のホットワード検索:

    前の稿:友ケ島
    次の稿>:八舌の鑰

    收藏