《仏教とは?》

仏教とは2500年ほど前に、仏陀を開祖として説かれた教えです。 仏陀とは「悟った者・真理に目覚めた人(覚者)」という意味があり、仏陀以外にも幼少名のゴータマ・シッダールタや、一族の名をもとにした釈迦・釈尊などさまざまな名で呼ばれています。

「ご利益」とは?仏教本来の意味から

「これを拝むとご利益(りやく)があります」とか「安産にご利益(りやく)のあるお守りだ」とかそんな言葉をしばしば耳にします。本当にこれらのものがご利益(幸せ)をもたらしてくれるのでしょうか?

幸せは自分の行いで決まるもの。例:年始になると、受験生が合格祈願をしに行き、「合格祈願」のお守りを買っていたりします。ところが、その祈願への行き帰りには、英単語帳や参考書を必死に見ているのではないでしょうか。もし本当に祈願やお守りに合格させる力があると心底思っていたら、行き帰りでの勉強はしないでしょう。

このような利益(幸せ)が得られるかどうかは、自分の行いによって決まるのだよと仏教では教えられています。自業自得とは「自分の行いによって、利益(幸福)が生み出される」ということです。 ですから私たちが得たいと思うような、利益(幸福)は自分の善い行いが生み出すものです。そして、不幸や災難といった結果は、自分の悪い行いが生み出したものですよと、徹底して教えています。 本当は勉強という「行い」に、合格できるかどうかを生み出す「力」があるのですが、不安な気持ちを何とか落ち着けたいの思いから、祈願せずにいられないのでしょう。

ブッダに学ぶ人生を180度変えるタネ。ざっくりと学び、その“ココロ”に触れて頂きたいと思います。